栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は部屋から出ていった。
どこかで気づいてたはずなのに
善くんが私のことを好きじゃないなんてこと
知ってたはずなのに…
いざ正面から言われるとすごく悲しい
どこかで私は善くんがキスしてくれる事を期待してたんだ……__
その時、ガチャと玄関の扉が開いた。
善の父親
栗原 紬希
伊東 善
後ろから善が声を上げる。
栗原 紬希
善の父親
栗原 紬希
紬希は涙を流しながら善の父親の脇を通り過ぎ、
家を出ていった。
伊東 善
「紬希」という名前に善の父親の目が丸くなる。
善の父親
伊東 善
善の父親
すると父親は善の腕をガシッと掴んだ。
伊東 善
伊東 善
善の父親
伊東 善
ガチャ、とリビングへと入る。
栗原 理仁
母
父
2人はダイニングテーブルに座っていて、理仁を見るとその場に立ち上がった。
栗原 理仁
栗原 理仁
父
父
父
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
母
栗原 理仁
栗原 理仁
母
母
父
父
栗原 理仁
栗原 理仁
何か
すごく嫌な予感が___
理仁は黙って2人の話を聞いていた。
母
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
父
母
母
栗原 理仁
理仁はぎゅっと拳を握りしめていた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
母
父
紬希は夜道を1人歩いていた。
栗原 紬希
善くんのお家から逃げてきちゃった…
善くんのお父さんにも色々勘違いされたかな
栗原 紬希
栗原 紬希
私はいつも逃げちゃう…
こんな弱い自分やだ…
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は振り向くと、息の上がった理仁がいた。
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
善くんのことでいっぱいいっぱいなのに
お兄ちゃんまで何なんだろう…
善と父親は話をしていた。
伊東 善
伊東 善
善の父親
善の父親
善の父親
伊東 善
善は拳を握りしめた。
理仁は"このこと"を知っているのか…?
知っていたとしてもどこまで知ってる…?
伊東 善
とりあえず俺ができるのは…
俺は紬希ちゃんと恋人関係を切らなきゃいけないってことだけだ__
紬希と理仁は公園のベンチで座っていた。
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
数分間、理仁は黙ったままだった。
何かを覚悟するかのように__
栗原 紬希
栗原 理仁
覚悟を決めたように理仁は紬希のことを見つめた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
理仁はゆっくりと深呼吸をして口を開いた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
何を言ってるの?
お兄ちゃん、おかしいよ
栗原 紬希
栗原 紬希
理仁の真剣な表情に紬希は言葉を失う。
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 紬希
ひとりぼっち
栗原 紬希
ひとりぼっち
栗原 紬希
ひとりぼっち
栗原 理仁
理仁はぎゅっと紬希のことを抱きしめた。
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は涙を流して
何時間も理仁の胸の中で泣き続けていた。
次の日の朝。
母
母
栗原 紬希
紬希は重い瞼を開ける。
栗原 紬希
栗原 紬希
昨日あんだけ泣いたもん
腫れてるのかな
栗原 紬希
栗原 紬希
母
母
栗原 紬希
母は紬希の頬を優しく撫でた。
母
母
母
栗原 紬希
母
母
母
母
母
栗原 紬希
栗原 紬希
母
栗原 紬希
母
母
栗原 紬希
栗原 紬希
母
母
母
母
栗原 紬希
紬希の目からぶわっと涙が溢れた。
そうだよ
ママとパパちゃんと私を愛してる
だから
大丈夫
きっと私は1人じゃない
コメント
1件
設定が良いな〜〜……!!お兄ちゃんの優しさが溢れ出てる(*˘︶˘*)💞 最高~~~っっ‼️✨️☆ミ