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じゃこ。
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あぼかど
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それから一年が経ち、世一は8歳になった
背が少し伸び、体つきも変わってきていた
だが、ほとんど性格や仕草は変わらなかった
そんなある日、絵心がいつものように世一のご飯を作り、机に並べていた時だった
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いつも通り、何も反応せず食べ始める、そう、思っていた。
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一瞬、絵心の脳内世界が処理落ちをした
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この1年間マトモに反応しなかった世一が絵心の言葉を聞いて頷いた
世一は、いつも通り、絵心が作ったご飯を食べ始めている
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確認のために名前を呼ぶ
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この日から堺に、世一の人間としての成長が凄まじくなっていった
二ヶ月後程経った頃
絵心が仕事から帰ってくる
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挨拶はなしだが確実に反応はしてくる様になった
そして、なにより
世一の目に、光が戻ってきている様に感じた
最初、出会った時、世一の目は死んでいた
何も映していない、
いや
映すのを諦めた目
誰も信じれなくなって
何も期待できなくなった
これ以上傷つかないために全てを切り捨てた子供の目だった
だが、今、世一の目には
絵心がちゃんと映っている
絵心をちゃんと捉えている
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今は、それだけで十分だった
そしてその日から、半年が経ち、
世一は勉強をしていた
最初は絵心が、生きていく上で必要なものだから、と平仮名を勉強させたことから始まって
そこから、どんどん数学や理科などに手をつけて勉強熱心になっていった
静かなリビングに、'カリカリ'と、鉛筆の音が小さく目立つ
絵心はコーヒーを飲みながら仕事の書類を眺めていた
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書類を眺めるのが退屈になったので、世一に絡み始める
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・・・
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「励む」の意味がわからなかったらしい
絵心が数秒考える
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世一がなるべく理解できる言葉に直す
すると
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ほんの少し
ほんの少しだけ
世一の口元が上がった
笑った
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小さな声
掠れている
ぎこちない
それでも、今確かに
声を出した
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絵心はその日1時間程その場で固まった(らしい)
後日談的なもの (尺稼ぎ)
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オチのない終わり
アンリさんは絵心さんの後輩です
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