テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
95
mf
夜風が強く吹き抜ける フェンスの向こう側で、もふは振り返らない
ya
息が少し乱れている 嫌な予感だけが、やけに鮮明だった
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
街の灯りが、遠くで滲んでいる
ya
mf
ya
mf
ya
会話が噛み合ってない それが逆に、不安を強くする
mf
ya
mf
その一言で、空気が変わった
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
その"そっか"が、妙に軽い
ya
mf
ya
足が勝手に前に出る
mf
ya
mf
ya
mf
言葉が詰まる
正しいことは分かってるのに、 それだけじゃ届かない気がした
mf
ya
mf
逃げ場を塞がれる
mf
ya
mf
ya
mf
mf
その言葉で、全部見透かされた気がした
ya
mf
ya
mf
ya
沈黙
風の音だけが響く
mf
ya
mf
声が、少し震えている
mf
mf
ya
mf
ya
mf
その一言で、胸が締め付けられる
mf
ゆっくり、振り返る
今にも壊れそうな顔で笑っていた
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
逃げ道なんて、もうない
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
少しだけ、強く言う
mf
ya
mf
ya
mf
その言葉を、信じるしかなかった
ya
mf
ya
mf
ya
mf
触れた手は、驚くほど冷たい
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
ぎゅっと、握り直す
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
ya
mf
次の瞬間——
フェンスを越える
落ちるためじゃない ここから離れるために
夜の街へ、駆け出す
風が強くて、息が苦しくて、 それでも足は止まらない
手だけは、離さない
どこに行くかなんて、分からない
それでも——
隣にいる
それだけで、よかった
コメント
1件
すみません。今回少し長くなってしまいました。