/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
1人に1つだけ
とても大切な記念日
もしかしたら…嬉しくない人もいると思います
確かに何年も…となると
いつまでも若く居たいですよね
フジオ
まだ？
ミネコ
ごめん！
ミネコ
でも…
ミネコ
今日は綺麗でいたいの
フジオ
だめ、今日こそ
フジオ
すっぴんでいて
ミネコ
なんで！？
ミネコ
女性は美しくいないと
フジオ
俺は素のミネコが好きだ
ミネコ
でも…
フジオ
じゃあ、"魔法のファンデーション"を特別に使ってあげよう
ミネコ
魔法のファンデーション？
フジオ
メイクを落としてこっちに来て
フジオ
リップも忘れずに持ってきて
ミネコ
しょうがないな
ミネコ
ミネコ
ミネコ
はい、落としたよ
フジオ
うん！じゃあ始めるよ
ファンデーションはとても軽い
そして…とても優しい
フジオ
はい、終わり
ミネコ
え！？
ミネコ
誰！？
フジオ
鏡に映ってるのが
フジオ
本来のミネコだよ？
ミネコ
すっぴん！？
ミネコ
リップだけ！？
フジオ
ふふっ
フジオ
じゃあ行こうか
魔法がかかった君は
とても輝いていた
自信を持ったのか
ずっと笑顔だった
その笑顔は太陽よりも眩しかった
俺はそんな彼女を見つめていた
ミネコ
楽しかった！
ミネコ
帰ろ！
フジオ
今日はなんの日かわかる？
ミネコ
私の誕生日！
フジオ
そうだよ
ミネコ
嬉しいけど
ミネコ
もう26だよ？
ミネコ
おばさん化が進んでるよ笑
フジオ
そんなこと言わないの
ミネコ
で、でも…
ミネコ
年を取るわけだし？
みんなは誕生日が来ると
年齢ばかり気にする
フジオ
「誕生日おめでとう」
ミネコ
ありがとう！
誕生日おめでとう
言い換えると
生まれてきてくれて ありがとう
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
