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カーテンの隙間から、柔らかな朝の光がベッドルームに差し込んでいた。
吉田仁人
ゆっくりと意識が浮上する。 身体を動かそうとした瞬間、腰のあたりにずっしりとした重みを感じた。 見ると、勇斗の太い腕が俺の身体をこれ以上ないほどきつく抱きすくめている。 それだけじゃなく、彼の長い足まで俺に絡みついていて、完全に身動きが取れない状態だった。 昨夜、午前3時前に帰ってきた勇斗と、夜が明けるまで何度も確かめ合うように重ねた熱。 まだ身体のあちこちに残る心地よい気だるさと、彼の腕の温もりが、俺の眠気を再び誘う。
吉田仁人
そう思って、彼の腕をそっと退けようとした瞬間。
佐野勇斗
低くて、ガラガラに掠れた勇斗の寝起きの一声が、俺の首筋に吹き付けられた。 勇斗は目を閉じたまま、俺の抵抗をものともせずに、さらに強く自分の胸の中へと引き寄せる。
吉田仁人
佐野勇斗
吉田仁人
俺が苦笑しながら言うと、勇斗はうっすらと目を開けた。 寝起きの、少しトロンとした、でもどこか独占欲の混ざった熱い瞳が、至近距離で俺を射抜く。
佐野勇斗
吉田仁人
恥ずかしさで顔を真っ赤にして、勇斗の胸元に顔を埋めて隠そうとする。 そんな俺の様子がたまらなく愛おしかったのか、勇斗がハハッと低く笑って、俺の頭をごしごしと撫でた。
佐野勇斗
吉田仁人
佐野勇斗
不意に顎をクイッと持ち上げられ、唇にちゅ、と軽い音がするようなキスが落とされた。 それだけでは終わらず、名残惜しそうに何度も角度を変えて、リップクリームを塗るみたいに優しく、でも深く重なるキス。
吉田仁人
お互いの体温と、寝起きの少し甘えた匂いが混ざり合う。 昨夜の情熱的なキスとは違う、溶けてしまいそうなほど甘くて優しい時間に、俺の理性がまたふにゃふにゃと崩れていく。 気づけば、俺自身も彼の背中に手を回して、その温もりを強く抱きしめ返していた。
佐野勇斗
ようやく唇を離した勇斗は、満足度100%の太陽みたいな笑顔を輝かせた。 その顔を見た瞬間、さっきまでの気だるさも、一人の夜に感じていた寂しさも、すべてが嘘みたいに幸福感で満たされていく。
吉田仁人
佐野勇斗
ベッドから飛び起きて、嬉しそうにバスルームへと向かう勇斗の後ろ姿を見送る。 彼が貸してくれたぶかぶかのスウェットの袖を少し捲り上げながら、俺は小さく微笑んだ。 この先、どんなに寂しい夜があっても、この甘い朝が待っている。 そう思うと頑張れるよな。
コメント
1件
うわあ…もう、朝からこんなに甘いのずるいよ〜🥺💕 「補給し足りない」って勇斗、仁人にどんだけ依存してるんだろ…って思わずニヤけた。 でもそれ以上に、仁人の「恥ずかしいけど嬉しい」って雰囲気がにじみ出てて、こっちまで温かくなる。 前話の孤独な夜と対比になってて、2人の朝がすごく特別に感じられたよ。 この甘さがずっと続きますようにって心から願っちゃう…🌙🤍