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何も変わらない学校帰り

確かマックにでも行こうと話していた気がする

いつものメンツ

いつもはあの音で崩れ始めた

ウゥ”ゥ”ゥ”ゥ”ゥ”

聞いたことのない音が彼方此方 から聞こえてきた

え?何々

光織

スマホから鳴ってる!?

晴瑠

え、まじでやばくね

晴瑠

3人共落ち着いて

晴瑠

光織がスマホから音が出てるって
言ってたでしょ?

晴瑠

スマホの通知を各自確認して

晴瑠

流石晴瑠~

晴瑠

冷静~

晴瑠

あんたらが騒ぎ過ぎなだけ

晴瑠

ほらさっさと確認して

晴瑠の冷静な声かけで私達はようやく スマホを確認した

光織

何…これ?

晴瑠

嘘だろ

晴瑠

こんなの現実じゃ

そこには信じられない事が書かれていた

新ウイルスが街に急激に広まり、

素でに何人も人が感染している

私はそこまでしか読めなかった

あまりにも非現実的で

これからどうなるか怖くて

光織

宵、大丈夫!?

うん大丈夫だよ

ただ怖くて

光織

…これからどうしよう

晴瑠

なぁお前ら
この感染した人の症状さ

晴瑠

吸血鬼に似てね?

晴瑠に言われて私は

スマホをまた見た

晴瑠

あんた読むの遅いから

晴瑠

私が内容言うわよ

晴瑠

感染したものは理性を失い

晴瑠

人に襲いかかる

晴瑠

感染した者の特徴は

晴瑠

八重歯が長くなり、どんなに怪我をしてもお構いなしに襲ってくる

本当だ…

光織

吸血鬼なら日光と聖水とニンニクが弱点なの?

晴瑠

まだ弱点は見つかってない
らしいぜ

そんな…

これからどうすれば

晴瑠

各自家に行きましょう

光織

どうして!?

光織

危ない状況なのよ!!

晴瑠

だからこそよ

晴瑠

家族の安否と持ち物を
手に入れるの

晴瑠

そっちの方が効率的で
安全でしょ?

光織

ッッでも

グァァァ

この世の者とは思えない声が 響き渡った

何…

もうやだよ

晴瑠

多分吸血鬼の声ね

晴瑠

見つかる前に早く移動するわよ

光織

うん…

光織は何処か嫌そうだった

晴瑠

やることが終わったらすぐに此処に戻ってくるのよ

晴瑠

家族がいたなら一緒に
連れてきなさい

わかった

光織

…うん

晴瑠

はーい

晴瑠

じゃあ絶対に戻ってきてね

光織

あれ光織どうしたの?

光織

私達家近いから一緒に行きましょう

いいね多分そっちの方が安全

光織

本当に私の家からで良かったの?

いいよいいよ

光織

家族心配じゃないの?

心配だよでも彼奴ら
多分だから大丈夫だよ

口うるさいけど優しい母

生意気だけど私を本気で 困らせない弟

いつも相談に乗ってくれる父

皆大丈夫生きてるよ

光織

じゃあ空けるね

家の中は少しずつ荒れていたけど 綺麗だった

少し周りを見渡すとテーブルの上にメモを見つけた

光織!!

光織

何?って、メモ!!

「市で用意されたシェルターに 行きますそこで待ってます 場所は…」

光織

あ、ぁ良かった

光織

良かった

光織はとても安心した顔をしていた

光織

次は宵の家だね

うん

私は鍵を差して開けた

うッ

中に入ると部屋は荒れ ひどい匂いがした

光織

まさか…

光織

宵、家族探して!!

うん…

死んでないよ

彼奴らだから

だから…

そん、な

バスタブの中で実を寄せ集めって家族が全員血を流していた

光織

宵!!

光織

止血しなきゃ!!

もう…無理だよ

光織

光織

でもまだ助かるかも

だって見るからに、さ?

身体のあちこちから血をながして いて、誰が見たってわかるぐらい

もう戻ろう、目的は果たしたから

光織

其処で私の意識はプツッと切れた

お母さん

宵、お前だけ生きてるなんて

お母さん!!

違うの違うの

私は…

いつも朝起こしてくれた母

ねぇちゃんはいつだって

優先されて!!

俺も優先してくれよ

その命を

困っているときは助けてくれるの弟

お父さん

お前には失望したよ

一人で泣いてると暖かいミルク をくれた父

あぁ違うの

なんでこんなことに

嘘だよね

お母さんもお父さんもあんたも
生きてるよね

ねぇ

嘘って言ってよ

ある日世界は吸血鬼に支配されました

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