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和也side

恭平と、どれくらい泣いたかなんて分からないくらい泣いた

恭平は、泣き崩れて、ソファーでぐっすり

俺は、夜ご飯を作るために、台所に居る

ふと、顔を上げると、昔の記憶が蘇ってくる

俺が、初めて台所に立って料理をした時

おかんに教えて貰いながらやった事

おかんの誕生日を、お兄ちゃん達、可愛い弟達の 誕生日を祝うために、ケーキや、料理を作ったこと

この家には、たくさんの数え切れないほどの思い出があって、

たくさんの、記憶がある

おかんが、居ない生活がこれほど辛いなんて、

嫌いじゃなかったから、

親子が引き裂かれるのが、こんなに辛いなんて

もっと、話しとけば、

もっと、もっと

色々な感情が込み上げてきて、よく分からないけど、

それでも、おかんの事は、大好きだったって事は、 鮮明に分かる

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝

放棄された7人の兄弟達

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