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あれから私たちは別の病院へ運ばれた。
フランス含め、計3人が重症だった。
私だってその1人。
でも、
1番重症だったのは息子だった。
意識不明の重体らしい
私はもう意識を取り戻している。
そして今も、
病室の天井を見つめている
ナース
イギリス
ナース
ナース
イギリス
〜ナース視点〜
イギリスさんはすっかり無口。
まるで言葉を、いや、
会話を忘れたかのように。
まあでも…
ほぼ全身火傷なんだし、無理もない。
それに友人と息子だって…
でも、生きてはいるのよ?
でも、動かない
簡単に言えば昏睡状態。
先生が言っていた。
あそこから回復するのは難しいと。
こんな話をするのはやめましょう。
イギリス
イギリス
イギリスは私に皿を突きつけた。
ナース
ナース
ナースは帰っていた
イギリス
その直後扉が開いた
イギリス
日本
日本
イギリス
日本
日本
日本
イギリス
日本
日本
イギリス
日本
戦争に負けた終戦まもない頃、
私の父はボロボロだった
そんな父は入院していた
とてもじゃないけど、ちゃんとした医療は受けられなかった。
日本
日本
私は少ししか戦争の被害を受けずに済んだ。
そのおかげか、呑気に妹と暮らしていたが
父がいない日常は楽しくなくて、毎日近所の芝生で寝転がっていた。
日本
日本
その時はとにかくやることが多くて、よく思い詰められた。
でもそんな時に、学校で一つ話を聞いた。
「折り紙で鶴を千羽折れば、なんでも願いが叶うんだって。」
私はその話を聞いてすぐに鶴を降り始めた。
ちゃんとした折り紙がない時は、新聞を使ったりした。
時には妹とも折った。
家事をサボったり、ご飯を食べない日もあった、
それでも私は折続けた。
父に帰ってきてもらうために。
コメント
3件
息子ぉぉぉぉお!!!!!!タヒぬなよっ親父が悲しんでるんだぞ!?タヒぬなぁぁぁ!!! しれっと日本をさだ子さん化するのやめてww