/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
崖の下
緋織
貴方やり方変わってないわね昔から
緋織
また辰馬に怒られるわよ
銀時
知るかよ
土方
あれは攘夷志士だった頃の戦法か？
緋織
雑頭すぎて笑えるわよね
土方
いや全然笑ってねぇけど
銀時
まぁとにかくあの船のおかけで俺たちはこっちから行くんだ
銀時
正面以外突入不可能なら、正面以外から入れれば城は簡単に堕ちるってこった
土方
この絶壁を登り切れると？
銀時
敵もそう思ってんなら価値はある
沖田
四の五の言ってる暇はありませんぜェ
沖田
後方に火薬船、四方に撹乱部隊を用意したとはいえ、どれだけ敵を引き付けていられるか、
沖田
見たところ中腹にまで足場もねぇが、そりより上は登れなくもねぇ
沖田
問題はそこまでどう登るかです
神楽
1人があそこまで登って縄を垂らせばいいアル
神楽
私に任せるヨロシ
沖田
チャイナ、お前...
沖田
いいな
神楽
おう！こんな崖ひとっ飛びアル
神楽
ほおおお！
神楽
投げる
沖田
突き刺さる
神楽
みんな！あの縄に捕まって登るアル！
土方
お前が登るんじゃないんかい！
土方
あんな血塗られた縄使えるか！つか長さ全然足りねぇじゃねぇか！
神楽
仕方ないアル
神楽
もう少し長さを足そう！
神楽
土方を投げる
土方
人間は足さなくていいー！！
神楽
あ、ズレたアル
神楽
あれじゃ意味ないネ
山崎
お前絶対わざとだろ！
銀時
この際だこうして階段として使った方がいいな
山崎
...すんません、これ、1段目意味あんすか？俺の命はただの踏み台ですか？
緋織
的が動かないで
新八
何バッティングセンターみたいに人斬ろうとしてるんですか！
緋織
え？
沖田
巫山戯んな！💢
神楽
.........
緋織
.......
土方
上つくまでに誰もいなくなるわ！💢
緋織
刀抜く
緋織
痛いのよベビーフェイス💢
神楽
姉御こいつシメでやりましょうぜ💢
沖田
💢💢
土方
てめぇら体バラバラにして足場にしてやるよ！💢
銀時
巫山戯んな！俺のチン○踏んずけていいのは結野アナだけだ！💢💢
神楽
殴り合い
沖田
殴り合い
緋織
斬る
沖田
へっそんなんじゃ斬れねぇよ笑
神楽
後ろから殴る
沖田
ｸﾞﾍ
神楽
ガハハハ笑
神楽
当たってやんの笑
沖田
💢💢
朧
.............
緋織
銀時あれは私に相手させてくれない？
銀時
いいやあいつは俺の獲物だ
緋織
刺す
銀時
!!
奈落
ﾊﾞﾀﾝ
緋織
はい命救ったから私に譲って
銀時
斬る
奈落
ｯｯ
銀時
俺は2人から守ってやったから俺な
緋織
ｲﾗ
土方
なんでもいいから真面目に戦えてめぇら！💢💢
槍の雨が降ってくる
緋織
.........
銀時
ｸｯ
緋織
(これは厄介ね...自分守るのに精一杯で他に気を回せない)
真選組
ｱﾞｯ
土方
てめぇら！
朧
ここまでだ
朧
頂きに立つも、天は尚遠し
朧
これより先は、八咫烏の導きなしに行けぬ黄泉路だ
朧
進みたくば
信女
...........
緋織
(信女...)
朧
その汚れた身を捨ててまいれ
朧
さればその御霊、このカラス達が運んでやろう
朧
お前たちの近藤の元へ
朧
松陽のいるところへ
銀時
やれやれ
銀時
ひでぇ景色だ
銀時
ようやく山頂へ昇ったってのに、ここもカラスの糞まみれとはね
銀時
先行け
土方
!!
銀時
カラスの糞掃除なんざ警察の役目じゃねぇだろ
銀時
さっさとゴリラの糞でも片付けてこい
銀時
それに奴は、俺の客だ
銀時
緋織、お前はこいつらに着いてってやれ
銀時
あいつは渡さねぇ
緋織
あれは貴方に譲るわ
緋織
私の相手は、躾の行き届いてない妹よ
沖田
妹調教すんの手伝ってやるよ
沖田
あれは俺の敵でもある
土方
総悟
沖田
本当は俺も行きてぇところだが、残念ながら俺には近藤さんに与えられた役目がある
沖田
俺は真選組一番隊隊長、沖田総悟
沖田
先陣切って道切り開く役目だ
沖田
そしてアンタは、真選組鬼の副長、土方十四郎
沖田
その道を振り返さず進むのが役目でさァ
沖田
土方さん...いや、副長
沖田
局長を頼みます
土方
...........
土方
よく聞け真選組局中法度に最後の一条を加える
土方
今迄命を懸け守り続けてきた46条の法度
土方
それら全ての禁を犯す事になろうとも
生きろ
土方
行くぞぉぉぉおおおおおお！！
土方
切り抜けるぞ！前だけ見て進め！
緋織
走る
沖田
走る
緋織
姉妹喧嘩の邪魔をするなんて無粋な真似はしないで
緋織
私は姉として教育する義務がある
沖田
今更姉ズラされてムカついてるだろうよ
沖田
俺と殺り合いたいって顔してるぜあいつ
緋織
どうでもいい
緋織
あの子は、私の妹
緋織
刀を振るう
信女
.............
斬り合い
沖田
俺を忘れてもらっちゃ困るぜ
緋織
邪魔しないで
緋織
貴方も斬るわよ
沖田
上等でぃ
信女
貴方こそ邪魔しないで
信女
なんのために私の前に立ちはだかるの
緋織
言ったはずよ
緋織
貴方が間違ったことをするなら、私は貴方を止めると
信女
間違ったことなんてしてない
信女
斬る
緋織
受け止める
緋織
飛ぶ
沖田
斬り掛かる
信女
斬り掛かる
緋織
ﾁｯ
信女
...........
沖田
...........
信女の刀が折れる
信女
...どうして
信女
どうして戦うの
信女
どうして抗うの
信女
貴方達真選組は産まれる前に消えるはずだった
信女
なのにどうして、異三郎に剣を向けるの...
信女
どうして...
信女
異三郎だけが...
回想〜
沖田
佐々木が...俺たちを救っただと？
信女
アナタ達だけじゃない
信女
あの時異三郎は、私達も...救おうとしてたんだと思う
緋織
...!!
信女
...でも
信女
異三郎を救う者は...
信女
誰もいなかった...
信女
誰も救えなかった...
信女
異三郎は、世に反乱の火矢を放った
信女
でも奈落は、火種ごと消そうとしている
信女
だから異三郎は、ここで起きる火を利用するつもり
信女
異三郎の動かせる勢力の全てをこの島に投下
信女
氾濫勢力と奈落にこれをぶつけ、その全てを壊し尽くし、国の力を削ぎ落そうと
沖田
...!!
沖田
敵も味方もまとめて潰し合いをさせるだと
沖田
国ごと引き連れて切腹でもしようってのか奴ら
信女
斬る
沖田
受け止める
緋織
そんな戦聞いたことない
緋織
そんな大将もね
緋織
斬り掛かる
信女
受け止める
沖田
てめぇの大将が国と心中すんのを黙って見てるつもりか
信女
それが、私の役目だもの
緋織
間違ってる
信女
間違ってない
緋織
貴方がどう思おうと、止めるわ
信女
(異三郎の全てを奪っておきながら、斬れなかった...)
信女
(生きながらえさせてしまった)
信女
(今度こそ、私が斬ってあげるの)
沖田
...!!
信女
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
信女
(私があの人を...終わらせてあげるの)
緋織
...........
緋織
信女の刀を握る
信女
...!!
神楽
沖田を止める
神楽
そこまで
神楽
もういい、もう十分アルお前ら
緋織
信女
緋織
貴方の目から流れているものが、貴方が間違えている証拠よ
緋織
正しさなんて関係ない
緋織
貴方が涙を流すなら、私はどんな正義だって止めてみせる
緋織
悪党にだってなるわ
信女
...どうして、
沖田
てめぇ...一体どういうつもりだ
沖田
そこどけ
沖田
今姉妹同時に相手してんだよ
神楽
退いていいアルか
神楽
本気で殺りたいなら続ければいい
神楽
迷ってるならやめろ
神楽
もしお前らが本気だったなら、私は無事じゃなかったけどナ
神楽
このままじゃ白い警察も黒い警察も潰されるアル
神楽
こんなことやってる場合じゃないネ
沖田
誰のせいだと思ってんだ
沖田
こいつらはな
神楽
こいつらのことは知らない
神楽
でも、こいつのことは知ってるアル
信女
...........
神楽
こいつが昔何やってたかなんて知らない、でも、今のこいつは知ってるアル
神楽
悪いヤツじゃないアル
信女
このまま後ろから斬り殺しても
沖田
構える
緋織
信女
信女
何も知らない...私はそういうことが出来る人間
神楽
いいアルよ
神楽
お前が本当にそうしたいと思ってるなら、好きにしろヨ
信女
.........
緋織
.........
神楽
でも、もつ泣くなヨ笑
神楽
自分に嘘はもうつくなよ
神楽
私もそうだった
神楽
でもここで、みんなと出会って、変わった
神楽
この星は自由の星ネ
神楽
自分の生きたいようように生きていいアル笑
信女
...!!
信女
(私は...命令されれば誰だって殺せる...)
信女
(そうやって育てられた)
信女
(そうやって生きてきた...なのに、あの人、松陽と出会っておかしくなってしまった)
信女
(あんなふうに生きられたら...そう思ってしまった)
信女
(初めて人が斬れなかった...)
信女
(全部奪っておきながら、トドメをさせなかった...)
信女
(私に出来るのは、異三郎を終わらせてあげることだけ...)
緋織
ﾊｯ
緋織
肩を押す
信女
...!!
沖田
...!!
神楽
!!
緋織
.....ｯ
神楽
緋織！！
信女
どう...して...
信女
私なんて...どうでもいいって...言ったくせに...
次回♡37
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
