でも、よく考えると海斗にまだ好きと言ってもらえてないし、そもそも好きじゃないと少し前にアピールされたところだ。
田中 結海
そ、、か。。。
雨宮 海斗
??
田中 結海
そうだよね、友達と気まずいままだと嫌だしね、
雨宮 海斗
おい、何急に元気が無くなってんだよ。
田中 結海
え!?そんなことないよ!
雨宮 海斗
、、。
田中 結海
元気だし、
雨宮 海斗
ふーん
田中 結海
ふーんって何よ!
田中 結海
中途半端な、。
雨宮 海斗
あのさ、無理して笑うなよ
田中 結海
!?
田中 結海
そ!そんなこと、、。なぃ、
雨宮 海斗
ある。
雨宮 海斗
気になってる人とか言われたかったんだろ
雨宮 海斗
どうせ
田中 結海
どうせって言わないでよ!
田中 結海
てか、そんなこと思ってないし!
雨宮 海斗
わざと「友達」っていい方したって言ったらどうする?
田中 結海
え?
雨宮 海斗
だからって勘違いすんなよ?
田中 結海
わ、わかってるって、
雨宮 海斗
んで、どうしますか?
田中 結海
怒る。
雨宮 海斗
でしょうね笑
田中 結海
それから、叩く!
雨宮 海斗
おい笑
田中 結海
そしたら
田中 結海
、、。
雨宮 海斗
そしたら?
田中 結海
、、、。
雨宮 海斗
そんだけ?
田中 結海
うん、、。
雨宮 海斗
そっか、
田中 結海
、、。
沈黙が続いて、この場から逃げ出したくなったその時、足音が聞こえてきた。
だんだんと足音が近ずいてきた時。
海斗くんに腕を掴まれてそのまま机の下に2人で隠れた。
女子A
すみませーん
小声で聞こえてきたけど、海斗くんが人差し指を口に当てたので黙っていた。
しばらくして、どこかに行ったのを確認すると、海斗くんは一言、
雨宮 海斗
んじゃ、
と言って、行ってしまった。
私はその後で何秒か経った後でカウンターに向かった。
帰り道
今日は一人、電車に揺られながら音楽を聴いて家まで帰った。
家
田中 結海
ただいまー
そう言って玄関を開けるとリビングから
結海の母
お帰りー
という声が聞こえてくる。
リビングに入ると台所で料理をする母の姿が見えて
田中 結海
今日のご飯何ー?
と聞いてみる。
結海の母
今日のご飯はカレーにしようと思って
田中 結海
やった!
結海の母
カレー好きだもんね、結海は笑
田中 結海
大好き!
結海の母
疲れたでしょ?先にお風呂入ってらっしゃい
田中 結海
はーい、んじゃあ行ってくるねー
そう言ってお風呂に入った私は、海斗の事を考えた。
田中 結海
そっか、海斗は私のことを友達って思ってるんだよね、
田中 結海
本当に恋に落とせるのかな。
そう思いながら私は湯船に頭までつかった。