僕の名前は、しんじ
みんなからしんちゃんって呼ばれてる
そしてとても幸せだった
だけどある日、弟が生まれた
弟は、すくすく育った
だけど僕は、弟が大嫌いだ
だって弟は、いつも僕のせいにするんだ
母
母
母
母
すうた
しんじ
すうた
しんじ
母
しんじ
母
しんじ
母
しんじ
弟は、いつも僕のせいにして怒られるところを見てくすくす笑ってる
すうた
弟なんか消えちまえ、そう思う日が多かった
ある日キャンプに来た
その日も弟は、僕のせいにした
車に傷をおわせた時だった
母
母
父
母
すうた
しんじ
しんじ
すうた
父
母
僕が何か喋ろうとしても弟がその言葉を消した
すうた
すうた
しんじ
母
父
しんじ
父
しんじ
しんじ
弟は、またくすくす笑っていた
そして僕は、めちゃくちゃに怒られた
父
しんじ
父
しんじ
父
しんじ
父
しんじ
母
母
母
しんじ
しんじ
父
僕が喋ろうとしてもその言葉は、消された
母
母
しんじ
父
しんじ
母
父
しんじ
父
しんじ
父
母
しんじ
父
しんじ
しんじ
母
しんじ
しんじ
母
しんじ
母
しんじ
母
しんじ
しんじ
父
しんじ
母
しんじ
父
しんじ
父
しんじ
しんじ
父
母
それから僕は、すごく怒られた
すうちゃんのせいで…
弟は、僕が怒り終わるともういなかった
僕は、弟を探しに行った
弟を探しに行くと川についた
だけどその川には、すうちゃんが溺れていた
すうた
すうた
助けを呼ぶ弟の前で僕は、立っていた
ただ立っていた
すうた
しばらくすると弟は、動かなくなった
そして沈んでいった
どうして助けなかったの!!と父、母から責められた
だけど僕は、『助けたかったけどもういなかった』と答えた
そして僕達家族は、また幸せになった
だけど僕は、その時から弟の声が聞こえるようになった
『しんちゃん、前』『しんちゃん、前』と
ふとした時に聞こえる
遊んでいるときも
『しんちゃん、前』
僕は、すうちゃんが僕を恨んでいるのかなと思った
学校から帰っているとき
横断歩道を通る
その時
『しんちゃん、前!!』と、とても大きい声が聞こえた
僕は、びっくりして地面に尻もちをついた
しんじ
ブーン!!ドドドキー!!
しんじ
その時、居眠り運転の車が突っこんできて壁にぶつかった
しんじ
しんじ
その時
『もう少しだったのに』
と聞こえた
わかったら次にどうぞ
解説
しんちゃんは、すうちゃんが助けてくれたと思っていた
だけど本当は、違くて。
しんちゃん、前 しんじ、前 死んじまえ
だったんですね
すうちゃんは、助けたかったのではなく、殺したかったんでしょう
すうちゃんは、しんちゃんを恨んでいた。
殺すまで恨み続けるでしょう
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