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初めに
※このお話はBLではありません
それではどうぞ!
こーじ
めめ
帰ってきてすぐ聞こえるのは 大好きな恋人の声
めめ
こーじ
キッチンから漏れてくるご飯の香り
どれもめめの手作り
おまけに味もプロ級
めめ
こーじ
いつ食べてもめめの作るご飯は 美味しい
こーじ
こーじ
めめ
こーじ
いつもならこれはね、これはね、 って話てくれるのに
グラタンをすくい上げたスプーンを止めながら机を見つめている
めめの前に手を振るとやっと めめらしい表情になった
その時もあ、え、うん? と変な様子だった
めめ
こーじ
こーじ
めめ
こーじ
ご飯を食べ終わり2人で片付けをする
ここに引っ越してきた時に
「ご飯を作ってる代わりに俺が洗い物するわ!」って言ったら
「ううん、康二は休んでて?」っと爽やかな笑顔で言われて
2人でやろうとその場はおさまった
めめがお皿を洗い俺が水を拭き取る
いたって簡単な作業
こーじ
めめ
こーじ
めめ
こーじ
めめ
するとめめは俺の手からワイングラスを取り丁寧に拭き始める
めめ
こーじ
こーじ
ガシャンっ!!キッチンに鈍い音が響いた
めめ
めめ
めめ
こーじ
めめ
大好きな恋人の匂いが離れていく
こーじ
先程めめが勢いよく置いたワイングラスを手に取って見て見た
よく見ると小さなヒビが入っていた
見逃してもおかしくないくらい
繊細なヒビだった
こーじ
昔はあんな小さい事で怒らなかった
他にもいつもならデートの約束をしたら俺より先に着いていて
「待ち合わせに恋人は待たせられない」っと言っていたのに
最近は1時間遅れても来なくて電話してみたら
「あっ…ごめん忘れてた」の一言だった
こーじ
次の日
めめには適当な理由をつけて出掛けてもらった
多分人が来ることをわかってどこか寄っていってくれるだろう
阿部ちゃん
こーじ
こーじ
こーじ
こーじ
阿部ちゃん
オブラートに包んだのにストレートに伝えてきた
阿部ちゃん
阿部ちゃん
阿部ちゃん
こーじ
それからめめが3日も帰ってこなかった
ここに引っ越してきてめめが家を空けることなんて1度もなかった
不安や心配で胸が押し潰されそうだった
その時…
ガチャっと大きな音が玄関から聞こえた
俺はすぐさま玄関へ走った
こーじ
めめ
こーじ
俺は恋人の胸元へと抱きついた
優しく背中をトントンしてくれる手がとても暖かく感じる
その安心感だけでこの3日の事なんてどうでも良くなる
めめ
めめ
こーじ
またキッチンから美味しそうな匂いが漏れてくる
いつもの生活が戻ってきて俺は安心していた
こーじ
阿部ちゃん
こーじ
こーじ
こーじ
こーじ
阿部ちゃん
阿部ちゃんと会話しているとキッチンから大きな音がした
こーじ
キッチンに向かうとめめが倒れていた
こーじ
めめの体は大きく俺一人では持ち上げられない
ただただ俺は倒れているめめを揺さぶる事しか出来なかった
阿部ちゃん
こーじ
阿部ちゃん
数十分後阿部ちゃんがガチャンっ!とドアを開けて入ってきた
阿部ちゃん
こーじ
阿部ちゃんはめめの横にしゃがみこんだ
阿部ちゃん
こーじ
阿部ちゃんは立ち上がると誰かに電話をしだした
数分後家に入ってきたのは救急隊員ではなくグレーの作業服を着た人たちだった
作業服の人達
阿部ちゃん
阿部ちゃん
それを聞いた瞬間俺は膝から崩れ落ちそうになったら
阿部ちゃんが居なかったら泣き崩れていたかもしれない
こーじ
めめは作業服を着た大人数の男の人たちに担がれて家を出て行った
こーじ
阿部ちゃん
阿部ちゃん
阿部ちゃん
阿部ちゃん
阿部ちゃん
阿部ちゃん
こーじ
俺はにこっと笑みを浮かべた
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸