コメント
2件
最高だった👍
毎日毎日、身体が重い
病気とかじゃない。
むしろ、じゃないから辛いくらい。
学校に行っても
馬鹿が騒いでるだけ。
ギャーギャーギャーギャー
何とかちゃんがどーたら
何とかと何とかが付き合ってるんだって!
とか、
いや、どーでもいい。
ってことばっかり。
でも
自分の悪口じゃないかな?
私の事を笑ってるの?
私を話題にして盛り上がってる?
とか、そんなことばっかり考えて怖がる私の方がよっぽど
馬鹿だ。 チャットルーム 雪原 友香
雪原 友香
志田 美優
雪原 友香
志田 美優
志田 美優
友達の友香
友香は俗に言う不登校
でも、最近は来れるようになってきた
今日は風邪(ホントかな?)らしい。
雪原 友香
雪原 友香
雪原 友香
志田 美優
志田 美優
雪原 友香
志田 美優
雪原 友香
雪原 友香
雪原 友香
じゃ、休むなよ。
結局、人に頼らないと
生きてけないんでしょ?
もう、返信めんどくさ
今日は放置しよう。
もう、何もかも疲れたよ。
そう思って、スマホの電源を切った。
21:39
あれから、1時間は経ったかな
どうなったのか気になって
電源を付けた
画面がパッと明るくなり
お気に入りのホーム画面がでてきた
スワイプしてアプリを起動し、
「雪原 友香」のトークルームを開こうとした
志田 美優
思わず声が出てしまった
新着メッセージ︰67
全部友香からのメッセージだった
ここまでとは。
めんどくさいっていうか、怖くなった
1、2件でごめんねみたいな内容なら良かったのに
酷いとか死ねとか最低とか...。
もういいや。
意味が無いことはやめよう。
こんな世界で
こんなやつのために
私が涙流して食いしばる必要
無いよね。
私はペン立てからカッターを取り出すと
カチャカチャと刃を2cmくらい出した
これじゃ、足りないかなと思って
3cmくらい足した
左腕に、カッターの刃を押し当てた
右腕が震えた
死にたくてこうしてるのに
何で震えるんだよ...
何で...っ!
志田 美優
泣きながら叫んだ
右腕を思いっきり振りかざして
左腕を切った
志田 美優
じわっと血が出てくる
思ったより深かった
涙も止まらなかった
志田 美優
志田 美優
志田 美優
志田 美優
落ちたカッターを拾って
もう一度、腕を切ろうとした
グッ
?
知らない男の人が私の右腕を掴んだ
志田 美優
志田 美優
?
志田 美優
?
志田 美優
ズキッと頭が痛くなった
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
加藤 優希
志田 美優
白い壁にパッと友香の姿が映った
志田 美優
加藤 優希
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
加藤 優希
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
加藤 優希
今度は両親の姿が映った
母は泣き崩れ
父は母を必死になだめている様だが、 自分も泣きそうだった
二人ともだいぶやつれている
志田 美優
志田 美優
たくさんの血が流れ出ている傷が ズキズキ痛かった。
優希が指を鳴らすと
壁の映像がパッと変わった
そこには、 静まり返った教室があった
私の机には、白い百合の花が飾られていた。
志田 美優
クラスメイトは
すすり泣いたり、ヒソヒソ話したり
けど、みんな静かに席に座って下を向いて俯いていた
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
加藤 優希
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
志田 美優
志田 美優
久しぶりに自然と笑った
加藤 優希
優希もハハっと笑った
でも、どこか辛そうで、痛そうだった
...勘違いかもしれないけど。
志田 美優
志田 美優
2月14日 18:26
優希くん
志田 美優
志田 美優
優希くん
優希くん
志田 美優
ドンッ
通行人の肩が私に当たった
強い衝撃が身体中に走り
後ろに倒れた
優希くん
バシャンっ!
水が激しく跳ねる音が響いたのと同時に
背中に打ち付けられた、強い痛みが走った
志田 美優
驚きのあまり、勢いよく
水を飲んでしまった
むせる度に水が入ってくる
バシャンっ
隣に優希くんが飛び込んできた
志田 美優
優希くんに持ち上げられて 岸に上がろうとした
が、
足に船を止めるための紐が絡まってしまって取れない
志田 美優
優希くん
優希くんが潜り、紐を取ろうとしてくれる
しばらく時間がかかり
意識が朦朧としてきた
志田 美優
もう、ダメかな
優希くん
優希くんも目は半分閉じてるし
さっきから何度も水を飲み、もう浮いているのが辛そうだった
もう、いいよ
優希くんだけでも助かって...
そう言いたくても、できなくて...!
やっと、紐が解けた
私は、必死に岸へと上がった
どうして、この時優希くんと一緒に、と思えなかったんだろ?
きっと、上がってくるとしか思ってなかった.....
志田 美優
志田 美優
もう立ってられなくて
横に倒れた
志田 美優
おばさん
志田 美優
志田 美優
おばさん
そう言うと、おばさんは
近くにいた体格のいい男の人に声をかけると
男の人が水に飛び込み
優希くんをかかえて出て来ると、
優希くんを横倒した
志田 美優
男の人は悲しそうな顔をして 首を横に振った
おばさん
おばさんは泣きそうな顔で私を見た
志田 美優
志田 美優
優希くんは真っ白になってしまった顔で目を固く閉じていた
その目が覚まされることはなかった。
私は優希くんの肩を揺さぶり
叫び続けた。
まだ、意識がしっかりしていないせいか
何度か倒れてしまいそうな衝動に かられたけど
ただただ、必死に叫び続けた
志田 美優
志田 美優
限界が来て、
バタッと座りこんでしまった
泣きながら、呟いた
志田 美優
志田 美優
それでも目を閉じたままの優希くん...
志田 美優
志田 美優
志田 美優
周りの人々の
労る目線を感じた
おばさんが肩を抱いてくれた
志田 美優
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
志田 美優
志田 美優
志田 美優
そう言うと
カッターを雑に取り
振りかざした
加藤 優希
グッ
優希が私の腕を掴んだ
志田 美優
カラン...
カッターが乾いた音を立てて
床に転がった
志田 美優
涙が溢れて止まらなかった
優希が握っていた腕を離して
代わりに
そっと、ぎゅっと
抱きしめた
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
加藤 優希
志田 美優
加藤 優希
加藤 優希
志田 美優
志田 美優
加藤 優希
そう言うと、ポケットから
2人で撮ったプリクラを出した
加藤 優希
志田 美優
加藤 優希
優希くんは優しく微笑んだ
志田 美優
志田 美優
ギュッ
志田 美優
優希くん
志田 美優
優希くん
志田 美優
志田 美優
優希くん
志田 美優
優希くん
志田 美優
志田 美優
優希くん
優希くんの両目から
大粒の涙が溢れ出た
優希くん
志田 美優
優希くん
志田 美優
優希くん
志田 美優
それから私は
彼との甘い思い出を思い出しながら
生きてる
正直、リスカした日のことを
私はあまり覚えていない。
でも、すごく幸せで
絶対生きなきゃ!
と思ったのは、覚えてる
今も、優希くんの声が
頭の中に響いてる
「愛してる。」
と。
超長文申し訳ございませんでした!
読んでくださった方々 ありがとうございました!!!