休み時間
美菜と夏帆は、教室の角で話していた。
夏帆
ねえ美菜ちゃん、好きな人って、いる?
美菜
いないよ。
美菜
(好きな人?)
美菜
(柚月···。)
美菜
(なんで柚月が!?)
美菜
(あんなやつ、好きなわけないのに···。)
美菜
夏帆の方はどうなの?
夏帆
(あ、どうしよう。)
夏帆
(でも、私が話した方が、美菜ちゃんが自覚してくれるかも!)
夏帆
(思い切って!名前は言えないけどね。)
夏帆
名前は言えないけど、いるんだ。
美菜
えー!本当?
美菜
そっかー、どんは人なの?
夏帆
(祐介くんと言えば···。)
夏帆
かっこよくて、優しくて、気が利いて、頭が良くて、一緒にいると楽しいの。
夏帆
ほんと、大好き。
美菜
(可愛い。)
夏帆
(言っちゃった!恥ずかしいよ〜!)
美菜
(かっこよくて、優しくて、気が利いて、頭が良くて、一緒にいると楽しいの。か。)
美菜
(柚月とは正反対だな。)
美菜
だから!なんで柚月と比べるの!
夏帆
え?美菜ちゃんどうしたの?
美菜
あ···。
美菜
(声が漏れてたー!)
美菜
なんでもないよ。
美菜
(どうして柚月と比べちゃうんだろ。)
美菜
(男子なんていくらでもいるのに。)
美菜
(好きだから···?)
美菜
(そんなわけ、ないよね。)
続きます。
たまにこのセリフ忘れてました。すいません。
この土日、更新しない可能性があります。
申し訳ありません!