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JUNGKOOK side

全身が熱くて気だるい。

指をピクリと動かすのに体中に電気が走るような感覚で、 こんにに辛いなんて、 生まれて初めてだな。

こんなことになるなら、 お母さんの言うとおりに、 もっと早く病院に行ってればよかったな…。

後悔何とかっていう言葉ばあるけど、 本当にその通りだと思った。

熱に体中を支配されて、 目を開けることもままならずに、 ぐったりとベッドに横たわったまま動けない僕。

高熱のせいか、 体がふわふわ浮いてるような感じもするし。

看護師

今は辛いだろうけど、抗生剤の点滴を打っていればすぐに楽になるからね

ぼんやりとしてる頭に、 優しい看護師さんの声が聞こえて響く。

だけど、 返事をすることができなかった。

それくらい弱ってしまったんだ僕は。

ほんの少しでも気を抜いてしまうと、 意識が飛んでいってしまいそうで…。

看護師

じゃあ針刺すからねー…ちょっとだけチクッとするよー…

突然そう言われるもんだから、 自然と腕に力が入ってしまった。

するとそのすぐ後に、 腕に鋭い痛みが走った。

JUNGKOOK

いっ……

看護師

すぐ終わるから、もうちょっとだけ腕真っすぐにしててねー

意識が朦朧(もうろう)とする中、 なんとか意識を保ちながら小さく頷く。

だけど、 そんな僕も看護師さんがいなくなった後には、 緊張の糸が切れたのか一瞬で意識は途絶えてしまった。

そして、 次に僕が目覚めたのは翌日だった。

窓を閉めきっているにもかかわからず、 うるさく部屋に響くセミの声で目が覚めた。

JUNGKOOK

ん……
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