真っ白な天井…?
あれ…
ここどこ…?
明らかに自分の部屋ではない周りの光景に、 少しパニックになる僕。
そんな僕だったが、 すぐに思い出した。
そうだ、僕は昨日…
入院したんだ。
あまり覚えてないが、 確か、 昨日この個室の風景をぼんやりみた気がする。
大部屋が空いてないみたいで、 それで個室になったんだっけ…。
部屋の中にはベッドの他に、 テレビが備えつけられたシンプルな棚、 小さなテーブルに、 パイプ椅子がが置かれていた。
ゆっくり起き上がると、 クラクラしてほんの数秒間だけ目の前が暗くなる。
そして、 それから視界が戻ったあと、 改めて室内をぐるっと見回した。
今僕がいるこの見慣れない病室は、 とても綺麗だけど少し寂しさを感じる。
__コンコン…。
と、そんな時、 小さな優しいノック音がして、 横開きのドアが開かれた。
看護師
看護師
淡いピンク色の白衣をきた優しそうな看護師さんは、 さきほど目が覚めた僕を見てにっこり笑った。
JUNGKOOK
ものすごく人と話すことが苦手な僕はそんな、 人を突き放すような、 そんな返事しかできなかった。
そんな僕に看護師さんは、 気にもせず話を続けてくれる。
看護師
そう言って僕に、 体温計を渡す。
看護師
そして、 体温計を渡された僕は、 すぐに脇に挟んだ。
JUNGKOOK
看護師
看護師
JUNGKOOK
JUNGKOOK
JUNGKOOK
看護師
看護師
看護師
JUNGKOOK
えっ!?
2週間!?
……高校生になって初めての夏休みに、 2週間って…。
この夏休みは貴重なのに…
高校で新しくできた友達とか、 中学でなかよかった友達と遊び倒そうと思って、 いろいろ計画を立てている最中だったのに…。
看護師
血圧計を巻きながら、 看護師さんはクスッと笑った。
" よかった " だなんて……、 その真逆ですよ…。
今年の夏はもう終わったも同然だ。
開始早々、 入院生活で夏休みを取られるなんてそんなのあんまりだ。
楽しい夏休みにしよう思ってたのに…。
看護師
看護師
夏休みを入院生活に取られたことに肩を落としいた僕に、 看護師さんは励ましの言葉をかけてくれる。
JUNGKOOK
ですけど…
友達付き合いも大切なんですよ…
高校生の僕にだって、 いろいろあるんです…。
看護師
看護師
看護師
JUNGKOOK
ソンさんは小柄で華奢だけど、 なんというか…、 朗らかというか…、 まあすごく明るい印象的な人だった。
看護師
熱と血圧を測り終わると、 ニコッと爽やかに微笑んで病室から出ていったソンさん。
JUNGKOOK
さっきはソンさんと話すのに緊張してたまらなかったのに、 今は夏休みが取られたことにがっがりで、 緊張どころじゃない。
2週間か…。
落ち込むなって言われたが、 それは無理そうだ。
気づけば何度も漏れ出ているため息。
2週間と聞いてから僕の心はズーンと沈んでいった。
………
それにしてもやけに静か…
シーンとしすぎていて、 なんだか落ち着かない僕。
そんな僕はバフっとベッドの上に体を寝かせた。
体がだるいせいなのか、 それから動く気にもならなかった。
するとそんなこんなで数分経てば、 熱のせいでエネルギーを消費してるのか、
ものすごい眠気に襲われた。
コメント
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神ですか?
ひぇぇぇぇぇぇぇぇ← もう神作決定じゃないですかァァ!!!!!!😭✨ 確かに分かります..夏休みに入院だなんて地獄ですよねほんとに(( どうせなら学校の日に..() はぁ...今回はどんなお話なのか気になりますねぇ.. 続き待ってますッッッッッッ!!!!😳 お体に無理せずに..🤭🤭