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君と甘酸っぱい学園生活を送るには

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君と甘酸っぱい学園生活を送るには

33 - 莉「俺のおかげでもあるよね。復讐する気だったけど」

♥

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2022年05月25日

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橙樹

これは"素直で甘えたさんになる薬"!これ使ってみぃや!

そう、ジェル君に言われたのを思い出す。

だけど、素直で甘えたがりという次元じゃなかった。

ジェル君はもう殴って土下座させたからいい。

余った残りの液体を見て思いついたんだ

るぅちゃんところちゃんに、俺とさとみ君と同じ気持ちを味わってもらおうって

黄神

『つまりさとみくんの事について知りたいんですね。さとみ君が好きだから』

黄神

『、、、なるほど、一目惚れですか』

黄神

『ツンデレですね』

あざ笑うるぅとくん

赤崎

『、、、って!俺荷物かたずけてないんだけど!?ころちゃんのせいだ!』

そしてこの後俺は怒られた。

あの時の事を忘れるほど俺は馬鹿じゃない。

復讐だよ、、、フフフ

失敗だった。莉犬君を頼ったのは

黄神

ころちゃん、好きです

瓶のラベルを見ると液体の効果が書いてあった

"対象者を素直にデレデレさせる薬"

そう、完全にこれはBIYAKU☆←

いや、BIYAKU☆に似た薬だろう。

だがもう飲ませてしまったんだが。

夕焼けの教室の中。僕は窓辺に座っていた

青猿

、、、るぅとくん、離れて

僕は親友に両手を抑えられ、抵抗するにもできない状況だ。

彼は頬を薄く染めている。僕も真っ赤に染まっていることだろう。それは夕焼けのせいではない。

黄神

ころちゃん、キス、していいですか

青猿

は!?あ、でも、、、

黄神

嫌、ですか?

上目遣いで、可愛い子にそんなことを頼まれては拒否することはできない。

、、、少し、気になってしまった。

今目を瞑れば、僕はどうなるのか。

その気持ちに自分で動揺している。

心の奥底ではもうわかっていた。

この前の言葉通り、一歩踏み出した。

今までの気持ちを合わせたら。

"君が僕にとってどんな人なのか"答えがたった今出てきたのだ。

きっと僕は__

そう考えかけて首を振った

青猿

、、、いいよ ボソッ

この思いは彼に伝えたら引かれるかもしれない

だけど今日だけは

青猿

、、、、、、キスして

黄神

、、、はい

近づく影と影。

そして、あと一ミリで。

コテッ

、、、肩の重みを感じて目を開けた

黄神

スー、、、スー、、、

青猿

寝て、る?

きっと薬の副作用で眠くなったんだろう。だったら目を覚ました時は元のるぅとくんになっているはず。

このことも忘れるんだろうな

青猿

、、、あーー!もう、、、

だけど僕のドキドキが収まることはなかった。

今日は僕の16歳の誕生日。

この日の事は一生忘れることは無いだろう

君と甘酸っぱい学園生活を送るには

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