前回の続きから!
回想シーン
昔の明鈴
お、おかあしゃん、おにいしゃん!!
昔の明鈴
どうちたの!!血たくしゃんだょっ!!
兄はとっくに冷たくなっていた
母
あぁぁ゛いだぃぃぃ゛
昔の明鈴
おか、しゃん!!!
私は期待していた
きっと死ぬ間際には愛している。そう言ってくれるはずだと
でも、母の最後の言葉は最悪なものだった。
母
お前を生かして死ぬことが私の後悔だ!!
昔の明鈴
、へ、?
母
なんであんたじゃなくて連チャンが死ぬのよ!!お前が死ねばよかったのに!!
そう言って母は私のことを刺した
歌柱
私はきっと死ぬ間際には愛してる。そう言ってくれると信じたいた。
歌柱
いや、信じてたんじゃなくて自分で思い込んだだけ。
歌柱
わかってた。死ぬ間際でも愛してるなんて言葉を言われないことも、自分が愛されてないことも。でも期待をしてしまった。
歌柱
刺された時は悲しさと憎悪で痛みなんて感じなかった。出血で死にかけた時も、このまま死ねるならと思った。
歌柱
私は鬼の匂いを嗅ぎ付けた元柱の人に救助された。その時にこの人見たくなろう。そうすればきっとまた天国で会った時に愛してると言ってくれる
歌柱
そう思った。そう思い込んで自分の感情を押し殺した。ひとりでずっと訓練して、母の事など忘れようとした。