ばいりんきゃっと

猫の癲癇発作

猫の癲癇発作は 脳の神経が異常な癲癇放電を 起こしてしまうことによって 発作が起きると考えられている

癲癇発作が起きると 痙攣を起こしたり 体がこわばってしまうなどの 硬直状態になる症状が 良く知られているが

猫によってそれぞれ程度が違い 顔の一部分などが痙攣する程度の猫や 大声を上げて意識を無くし 硬直してしまう猫もいる

猫の場合、癲癇が起きる前の症状が とても短いことから 飼い主が気づいたときには既に 発作が起きていることが多い

人間の癲癇と同じように 発作がおさまるとだいたいは 通常の状態に戻る

しかし中には、発作後の24時間以内に ずっと同じペースで歩く ペーシング行動や食欲が旺盛になるいわゆる発作後行動が出る猫もいる

癲癇の詳しい原因はまだ わかっていないが 脳の神経や血液、内臓疾患が 関係しているものもあるようだ 他にはストレスも関係していると 考えられている

大輝は以前 猫の病気について パソコンで調べていた事があった

大輝と小夏は ハルをすぐさま 動物病院に連れて行った

動物病院に着くと 院長の診察の前に 別の獣医が全身をチェックしてきた

家を出るときのハルは 多少落ち着いていたが まだ小さく震えていた

そしてしばらくして 院長が現れ、診察が始まった

やはり、ハルの症状は 癲癇で間違いなかったようだった

院長からは 抗癲癇剤の処方をすすめられた

いまはまだ小さな 癲癇発作だとしても

それが頻繁続くと ハルの命に関わるという・・

そのために 抗癲癇剤を処方し 癲癇発作の頻度を 下げるべきとのことだった

しかし以前調べた時に 抗癲癇剤には 投与後に眠気を促すなどの 副作用があるため なるべく使いたくはないと 院長に伝えると

少量なら問題ないとの 返答が返ってきたため ハルの命を守るために 抗癲癇剤の処方をお願いした

処方された薬、処方箋は 錠剤型の抗癲癇剤で 1/4を朝夕の2回 飲ませてくれとの事だった

そして同時に MRI検査もやってもらった 癲癇の場合なら 脳に少なからずの影響が あるはずだからと

検査結果は一週間後で それまでは 自宅療養という事で その日は病院を後にした

それからしばらく ハルの自宅療養が続いた

しかし抗癲癇剤を 飲ませたとしても 癲癇を100%抑えれる訳ではない

しばらくは ハルから目を離せない 生活が続いた

To Be Continued