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大切なあなたに

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大切なあなたに

25 - 20話 やり直したい

♥

212

2022年11月13日

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霊夢

STARTよ・・・

プシュー

魔理沙

これ、煙か?

霊夢

何が起こってるの?

・・・。

!?

2人ともこれ吸っちゃダメ!

霊夢

え、どうしt・・・

霊夢

うっ!?

霊夢

。。。(lll __ __)バタッ

魔理沙

霊夢!?

魔理沙

どうしたんだ、ぜ・・・

フラっ

魔理沙

(い、意識が霞んで!?)

魔理沙!

魔理沙

うっ・・・

霊夢

葵、これなんな、の?

多分一酸化炭素だと思う

魔理沙

なっ!?

霊夢

お父さん、これで私を殺そうと・・・

魔理沙

早くここから離れないとやばいのぜ!

2人は先に出て!

私はあの人たちを運ぶから

魔理沙

わかったのぜ!

魔理沙

霊夢、立てるか?

霊夢

な、なんとか・・・

魔理沙

肩貸すから歩けるか?

霊夢

ありがとう魔理沙・・・

霊夢

葵、その人たちをお願い

うん、任せて!

魔理沙

はぁ、はぁ・・・

魔理沙

霊夢、大丈夫か?

霊夢

ええ、フラフラしたりもしないわ

魔理沙

あれ以上吸ってたら・・・

霊夢

っ、

おーい!

魔理沙

葵!

霊夢

あの人たちは?

大丈夫、生きてるよ

霊夢

そう、よかった・・・

用心棒

嬢ちゃん、さっきは悪かったな

霊夢

!?

霊夢

あ、いえ・・・

用心棒

・・・警察に自首しにいくよ

霊夢

えっ・・・

用心棒

今思えば馬鹿らしいことをしていた

用心棒

ほんとにすまなかった

霊夢

・・・

用心棒

それじゃ

霊夢

・・・ねえ魔理沙

魔理沙

ん?

霊夢

あの人も何か辛いことがあったのかしら・・・

魔理沙

・・・そうかもな

霊夢、早く神社に!

霊夢

っ、そうだわ!

霊夢

(母さん、無事でいて・・・)

数時間前、博麗神社

霊華

今日の夕飯、何にしようかしら・・・

霊夢の父

・・・買い物に行っていたのか

霊華

!?

霊華

あなた、どうしてここに・・・

霊夢の父

お前が生きてると知ったから帰ってきただけだ

霊華

そう、なの・・・

霊華

あの手紙読んでくれたの?

霊夢の父

ああ、

霊華

霊夢が帰ってきたら今後についてきちんと話しましょう

霊夢の父

・・・霊夢は戻ってこないぞ

霊華

え、どういうこと?

霊夢の父

そのままの意味だが?

霊華

あなた、どういうつもり?

霊夢の父

俺はここに戻ってきたが霊夢と暮らす気はない

霊華

どうして!?

霊夢の父

あいつはお前を苦しめた

霊華

そんなことないわ!

霊華

あのことはしょうがなかったのよ?

霊華

それに私が勝手にしたことだもの

霊夢の父

霊夢のせいでお前が苦しんだことには変わりない

霊華

そんなこと私は気にしてないわ!

霊華

それにあの子は反省しているし、とてもいい子よ

霊華

私が戻ってきてからあの子とずっと一緒に暮らしてきたもの!

霊夢の父

・・・。

霊華

あの子はあなたとやり直したい、そう言ってたわ

霊夢の父

!?

霊華

叶うのならまた親子として

霊華

3人でまた暮らしたいって

霊夢の父

霊夢は必要ない

霊夢の父

霊華には俺一人で十分だろ?

霊華

あなた、さっきから言っていることがおかしいわ!

霊夢の父

俺にはいらないものだ!

霊華

っ、

霊華

なら、私もここには居られないわね

霊華

さようなら

霊夢の父

・・・。

ガシッ

霊華

!?

霊夢の父

なら、お前の記憶から霊夢を消すまでだ

霊華

・・・!

ガラッ

霊夢

母さん!

霊夢の父

!?

霊華

霊夢の父

霊夢お前、何故生きてる?

霊夢

私の大切な人が助けてくれたのよ

魔理沙

・・・。

霊夢の父

霧雨魔理沙か・・・

霊夢の父

余計なことを・・・!

霊夢

母さん、大丈夫?

霊華

あの、貴方は・・・

だれなの?

霊夢

は?

魔理沙

今、なんて!?

霊華

どこかで会ったかしら?

霊夢

母さん、嘘はよくないわ!

霊華

え、初対面じゃないかしら?

霊夢の父

フッ・・・

霊夢の父

霊夢、お前にはいらないと言っただろ?

霊夢の父

霊華は俺だけのものだ

霊夢

そ、んな・・・

魔理沙

あんた・・・!

魔理沙

それでも父親かよ!?

霊夢の父

こんな娘"俺達"には必要ない

魔理沙

この!

霊夢

・・・魔理沙!

魔理沙

霊夢、止めるな!

魔理沙

こいつはお前を殺そうとしただけじゃなくて霊華さんの記憶まで消したんだぞ!?

霊夢

・・・お父さん

霊夢

私はお父さんとやり直したいの

霊夢の父

お断りだ

霊夢

魔理沙はおじさんとやり直せた

魔理沙

霊夢

それを見て私も向き合わないといけないって

霊夢

そう思ったの

霊夢

今まで怖くて目を背けてきた

霊夢

お父さんに叩かれたりして出来た心の傷やトラウマは残ってたから・・・

魔理沙

霊夢・・・

霊夢

でももう目を逸らさない!

霊夢

だからお父さん!

霊夢の父

・・・黙れ

霊夢

霊夢の父

だったら今ここで

魔理沙

!?

霊夢の父

・・・死ね!

霊夢

っ!?

魔理沙

霊夢!

ドン!

霊夢

わっ!?

魔理沙

かはっ!?

魔理沙

。。。(lll __ __)バタッ

魔理沙!?

霊夢

え、まり、さ?

魔理沙

・・・。

霊夢

ねえ、魔理沙?

霊夢

なんで?

霊夢

ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ!!

霊夢、落ち着いて!

霊夢

ち、血が!

霊夢

止まって・・・

霊夢

止まってよ!

霊夢・・・

霊夢

・・・どうして止まってくれないの!?

霊夢

お願い、もう私は

霊夢

魔理沙を失いたくない!

霊夢

やめて、私から

霊夢

私からこれ以上大切なものを奪わないで!

霊華

(大切な、もの?)

霊夢

イヤアアァァァァアアアァァァァアアア!!!!

魔理沙

れい、む・・・

霊夢

魔理沙!?

魔理沙

だい、じょうぶだ・・・

魔理沙

私は、死なないから

魔理沙

だからもう、泣くな・・・

霊夢

っ、まりさ!

魔理沙

・・・。

霊夢

うっ、止まってよぉ

霊華

霊、夢

まさか記憶が!?

霊華

霊夢・・・

霊夢

母、さん?

霊華

ごめんね、私

霊夢

母さん!

ギュゥー!

霊華

・・・。

霊夢の父

チッ

霊夢の父

どいつもこいつも余計なことばかりするな!

霊夢の父

やっぱり霊夢、全てお前のせいだ

霊夢の父

やっぱりお前には死んでもらう!

魔理沙

っ、させない、ぜ・・・

霊夢

魔理沙!?

霊夢の父

死にかけが何を言う

魔理沙

お前みたいなやつは絶対に

魔理沙

うっ!

霊夢

魔理沙、もう喋らないで!

魔理沙・・・

霊華

魔理沙ちゃん、ありがとう・・・

魔理沙

霊華、さん?

霊華

霊夢、魔理沙ちゃんを急いで病院へ

霊夢の父

・・・。

霊夢の父

霊華、そこをどけ

霊夢の父

霊夢を殺す

霊華

そんなこと絶対にさせないわ

霊華

魔理沙ちゃんも霊夢も私が守る

霊華

あの子達のおかげで私はここにもどってこられたのだから

霊夢

母さん・・・

霊華

早く行きなさい、手遅れになる前に!

霊夢、行こう!

霊夢

でもっ!

魔理沙

霊夢、ごめん、な・・・

霊夢

魔理沙?

魔理沙

・・・。

霊夢

えっ!?しっかりして魔理沙!

霊夢

魔理沙ってば!

霊夢、ほんとに急がないと魔理沙が死んじゃう!

霊夢

っ、

霊夢

タッタッタッ

タッタッタッ

霊華

・・・。

霊夢の父

・・・。

看護師

先生、こちらです!

医師

わかった・・・

医師

!?

医師

すぐに輸血の用意を!

看護師

っ、はい!

霊夢

先生、魔理沙を助けてくださいっ!

医師

霊夢

私、魔理沙が死んでしまったら

霊夢

私、わたし!

医師

・・・落ち着いて

霊夢

医師

絶対に助けます

医師

だから信じて待っていてください

霊夢

・・・はい

霊夢・・・

霊夢

葵、私・・・

ギュッ

霊夢

霊夢

ありがとう・・・

医師

博麗さん!

医師

魔理沙さんと血液型が一緒ではないですか?

医師

輸血の血がたりません!

霊夢

私、魔理沙と血液型一緒です!

医師

急ですが提供していただいても?

霊夢

もちろんです!

霊夢

それで魔理沙が助かるなら・・・

看護師

ではこちらへ

・・・。

(私はなにも力になれてない・・・)

(っ、なんで死んじゃったんだろ)

霊夢の父

何故邪魔をするんだ、霊華

霊華

私は霊夢と貴方と3人で暮らしたいからよ

霊華

さっきから言ってるでしょ!

霊夢の父

霊夢はいらないものだと何度言ったら分かるんだ!

霊華

あの子は私たちの大切な娘なのよ!?

霊夢の父

違う

霊夢の父

あいつはお前を苦しめた

霊華

それはあの子のせいじゃない!

霊夢の父

っ、

霊華

あの手紙にもちゃんとそう書いたわ!

霊華

あの子を信じてあげて

霊華

お願い・・・

霊夢の父

霊華・・・

霊夢

お父さん!

霊夢の父

!?

霊夢

・・・。

数分前

霊夢

・・・。

霊夢、体調は大丈夫?

霊夢

うん

医師

・・・博麗さん

霊夢

霊夢

先生、魔理沙は・・・?

医師

もう大丈夫ですよ

霊夢

よかった・・・

医師

ですがしばらくは絶対安静です

霊夢

そうですか・・・

医師

それでは私はこれで

霊夢

ありがとうございました

霊夢

このこと魔理沙のお父さんに伝えないと

あっ、確かにそうだね!

霊夢

・・・。

霊夢?

霊夢

私、魔理沙の所に行きたいけど

霊夢

母さんが心配なの

お母さんの所に行ってあげて!

霊夢

葵・・・

魔理沙のことは私に任せて、ね?

霊夢

うん、ありがとう!

霊夢

タッタッタッ

・・・。

頑張って

今私にできることはこれしかないから・・・

霊夢

私の気持ちちゃんとお父さんに伝えるわ

霊華

霊夢・・・

霊夢の父

・・・。

次回 父と娘

つづく・・・

まりなぴ

めっっちゃ長くなった

まりなぴ

淳子の方も入れようと思ったけどさすがに無理だったなぁ・・・

まりなぴ

次もお楽しみに!

霊夢

また見てね

この作品はいかがでしたか?

212

コメント

14

ユーザー

素晴らしいストーリーをありがとうございます!語彙力が宇宙旅行に行ってるのでちゃんと表現できませんが、みんなの共通点とか悲しみとか友情とか交わってほんとに素敵なストーリーです!フォロー失礼します!

ユーザー

うううう……!?なんでこれ俺は見てなかったんだ!?ちょっと1から見てきます(?)

ユーザー

霊夢のお父さん(圧)、霊夢が許してくれても私は許さないからね?ニッコリ(圧)

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