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サカナ

どうも皆様、サカナです

サカナ

そろそろ、ナチさんも救うターンです

サカナ

実質的な完結ですね

サカナ

日帝さんを生かすか殺すか迷ってたんですけど、ハピエン厨なのではっぴぃえんどにしたいと思います

サカナ

ご要望があらばバドエンにもなります

サカナ

続きを望む声等が多い場合は、他の妖に遭遇したバージョンも作りたいなとか思ってます

サカナ

正直後半は頓挫しかけましたし、駄作気味なので「ありがとう」の時点で読むのを辞めることをオススメします

サカナ

展開が自分でもわかりません

サカナ

へっ、またなんか書いてらw
このくらいの気持ちでご覧ください

日帝

最近、更に色々なことが起こっている気がする…

夢に出て来たナチスや父上にソ連のこと

何度も訪れる死の間際

巻き込まれてしまった子供たち

私にはどうすればいいのかわからなくて、ただ平凡に毎日を送る

日帝

お祓いは何度か受けているはずだが…

日帝

効果はあまり見られないな…

呪いの人形であったり、病院の怪であったり、おかしな夢であったり

知らずのうちに、彼の恨みを買っていただろうか

日帝

…どうしてこうなってしまったんだろう

枢軸の皆で、厳しい戦を生き抜いて来た

時に支配し、時に支配され、やがて終わっていった

彼岸と此岸にいるうち、何かが狂ってしまったとでも言うのか

あの子たちはそれぞれ外に出ている

今日は家事を簡単に終わらせて、考え事にでも費やすか…

 

 

日帝

日帝

…?

開けてくれ

日帝

誰だ…

早く

開けてくれ

家事を終わらせ、軽食を取っていた時のこと

突然、玄関の方向から私を呼ぶ声がした

日帝

この声は…

日帝

ナチス…?

日帝

なあ、開けてくれ

無機質だが切羽詰まったような声だった

開けて開けてと言っているのは、おそらく玄関の扉だろう

何か嫌な予感がして、私は空いていた窓や縁側に繋がっていた扉を閉めた

玄関からは、今だに声が聞こえている

 日帝、開けてくれ

早く

頼むから

玄関に近寄ると、何か人影が見えた

鍵はかけていないので簡単に入れるはずだが、扉の前の人影はそんな気配を見せない

ナチ

開けてくれ

ナチ

頼むよ、中に入らせてくれ

日帝

断る

もし鍵がかかっていても無理矢理入りかねないこの男だが、ただ扉をガシャガシャと揺するだけ

明らかにおかしい

ナチ

お前と話がしたい

ナチ

開けてくれ

日帝

開けてどうすると言うんだ?

日帝

話すことはない

ナチ

酷いことを言うじゃないか

ナチ

たった少し、1cmでもいい

ナチ

この扉を僅かでも開けてくれたのならば、それでいいから

やけに落ち着き払った声

ナチスの低い声が響く

ナチ

早く

ナチ

何故私を拒絶するんだ

ナチ

日帝は私の仲間だろう

段々と怒りが籠っていくように、圧が増していく

日帝

私を殺そうとする時点で、貴様とは仲間ではない!

ふと、扉の向こうが静かになった

ナチ

………

ナチ

お前は、私の仲間だろ?

ナチ

お前が死んでくれたならば、私は、とても嬉しい

日帝

私を仲間だと本気で思っているなら、何故殺そうとする

日帝

そのまま平穏に生かさせてくれ

ナチ

ナチ

あの世は、孤独だ

ナチ

なあ、日帝

ナチ

私には、何かが最初から足りなかった

ナチ

親も、環境も、性格も

ナチ

全て私には足りない

死者というものは、どうしてか生者の家に入れない

それが掟であり、私でさえ破れぬ常識のようなものだ

ならばどうすれば入れるか

生きているものなら何でもいい、正面の扉を開けてもらうだけ

ナチ

だが…

ナチ

枢軸で過ごした日々は楽しかった

ナチ

充実していたんだ

日帝は静かに話を聞いている

ナチ

でも、本当の仲間はお前だけだ

日帝

…イタ王やフィンランド、タイも、スペインも、多くの仲間がいただろう

ナチ

あいつらは違う

ナチ

私と組むことで、益を得ていただけだ

ナチ

その証拠に、イタ王は私を裏切り、フィンランドは仕事以外で話すことはなかった

ナチ

タイだって、スペインだって、私のことを仲間と思ったことなどない

ナチ

彼らと笑顔で会話した記憶すらもない

ナチ

ルーマニアも、ブルガリアも、ハンガリーも

ナチ

…でも、お前は違う

唯一、私に優しくしてくれた日帝

誰もいなかった私の周りで、ただ1人近づいて来た

ナチ

私が危機に陥った時、助けてくれただろう

ナチ

戦など関係なく、私と仲良くしてくれた

ナチ

風邪を引いた時、看病に来たのはお前とイタ王の2人だけ

ナチ

怪我をした時、治療して心配してくれたのはお前だけ

ナチ

私に光を見せてくれたのは、お前だけ

寂しかった

子供の時からずっと

私が私であれたのは、心を満たしてくれたお前のお陰なんだ

ナチ

だから…

ナチ

だから、この戸を開けてくれ

ナチ

私にお前を殺させてくれ

ナチ

引き金を引いた感覚が忘れられないんだ

ナチ

頭が吹き飛んだ音も、衝撃も、全部忘れられない

ナチ

ぐちゃりと言って、私は死んでしまったんだ

扉の向こうで、息を呑む音が聞こえた

ナチ

自分でやったことだが、恐ろしくてたまらなかった

ナチ

頭が痛い

ナチ

なあ日帝、お願いだから

ここを開けて、助けてくれ

頭に響いた

小さな声だった

日帝

ナチス…

生者の私には、死ぬ感覚などわからない

痛かっただろう、苦しかっただろう

ただそれで終わりなのだ

ナチ

ずっと頭が痛い

ナチ

寂しい

ナチ

苦しい

生きている時には決して聞けなかった、聞かせなかったナチスの弱音

ナチ

日帝…

ナチ

俺はどうしたらいい…?

ナチ

もう戻れないんだよ…

扉一枚を隔て、ナチスは私に助けを求めている

あぁ、戻れないだろう

お前は多くの罪を犯したのだろう

日帝

…後悔、してるんだな

ナチ

当たり前だ…

最初の勢いはすっかり消え去り、ナチスは大人しくなっている

私は、戸を開けた

ナチ

ナチ

日帝…?

ナチ

どうして…

日帝

泣いている仲間を見捨てることなど、私にはできん

夢とはいえ、先日会ったばかりだというのに、ナチスは随分とやつれているようだった

ナチ

な、泣いてなどいない!

ナチ

この私が、そのような失態を晒すわけなど…

ナチ

わけ…など…

ナチスの目からは雫が流れている

止めどなく、泣き叫ぶわけではないが、ダムが決壊したように

日帝

辛かったんだよな、お前も

日帝

あの時から、お前の時はずっと止まっていたんだな

日帝

気がつかなくてすまなかった

ナチ

…謝るな

ナチ

私が悪かった…身勝手にお前を殺そうとして、最後にはこんな無様を晒すとはな…

日帝

お前なりの最善だったのだろう?

日帝

であれば、咎める気にはなれんな

我ながら甘い判断だとは思う

しかし子のいる身としては、あのような状態のナチスを放って置けるはずもない

自分を押さえつけるような泣き方は、ひどく心を抉るものなのだ

ナチ

はは…

ナチ

お前には勝てないな、日帝…

ナチ

ありがとう

ソ連

じゃあ、後は帰って贖罪だな

日帝

!?

ナチ

貴様…まさかずっといたのか?

背後からソ連が出現した…?

ソ連

日帝、混乱しているとは思うが、コイツを改心させてくれて感謝しよう

ナチ

うるさいな

ナチ

盗み聞きとは趣味の悪いことだ

ナチ

守護霊殿はプライバシーまで守ってくれないのだな

ソ連

守護霊じゃねえからな

日帝

うむ…

日帝

とりあえず説明しろ

ソ連

俺、お前、憑いてた

ソ連

こいつ、お前、殺す、防いだ

日帝

ふざけているのか?

ソ連

俺なりのジョークってやつだよ

ソ連

まっ、簡単に言やぁボディガードだ

ナチ

本当、幾度となく邪魔されていたからな…

ナチ

イタ王は憑いていないが、直接妨害して来ていた

なるほど、陰で支えてくれていたというわけか

日帝

通りで今まで生きていたわけだ

日帝

感謝する

ソ連

いいってことよ

ソ連

でも疲れたから上がらせてくれ

日帝

図々しいな…

ナチ

コイツがいるのは気に食わないが、許してくれてありがとうな、日帝

日帝

別に構わない。友人なのだからな

ソ連

俺とイタ王にも謝罪しろよ

ソ連

後日帝とお前の親父さんにもな

ナチ

貴様以外にはきちんと謝罪するとも

穏やかに時間が過ぎているが、一言で言うなれば混沌である

まさか、我が家に死者が集まって茶を飲んでいる光景を見るとは思いもよらなんだ

まさかソ連まで出てくるとは思っていなかった

日帝

…おい、私の家で喧嘩はするなよ

ナチ

あぁ、もちろんだ日帝

ナチ

向こうへ戻ってからコイツを殺すから

ソ連

あ゛ぁ?

ソ連

なっさけなく泣いてたクソチビは黙れよ

ナチ

私の背が低いのではなく、貴様が規格外にデカいのではないか?

ナチ

もはや妖怪の域ではないか

ソ連

テメェ…

日帝

まあ…平和か

その後の話

数日前、ナチが謝罪と言ってお菓子を持って来た

僕としては日帝が生き延びられて嬉しいし、ナチが正気に戻ってくれたから怒ってはいない

でも、あれから少しだけ、ナチとの距離が開いてしまった気がする

イタ王

ドイツ帝国も同じようなものだって言ってたし…

イタ王

あの子はあの子なりに、負い目ってのを感じてるのかなぁ

イタ王

まあ、やったことがやったことだし、仕方なくはある…のかな

日帝も、僕も、ドイツ帝国も、ソ連も、江戸さんも、国際連盟も、管理人さんも、みんなもう怒ってないと思う

だけどナチは、また1人になろうとしてる

一連の事件はナチの抱えていた寂しさが、精神不安と重なって暴走した末だとわかった

力が異様に強かったのは、何度も現世や他の化け物どもに干渉しまくったかららしい

そのせいで肉体の損壊がひどく、今は安静にしていると聞いた

やることはないのに親であるドイツ帝国や友人の僕らとも気まずくて、あの子ってばまた不安を積もらせたりしていないかな

イタ王

また暴走されたら、次こそ日帝が危ないな…

イタ王

一回吐き出させるか…

イタ王

安静とは言っても、死んでるからそういうの関係ないし

そういえば、ソ連は元々日帝のボディガード的なことをしていたらしい

あまりにも色々惹きつけるから、目が離せなくて大変だって言ってたな

ナチの事件の時は、ナチを憎んでいたユダヤ人の亡霊たちも協力してガードしていたようだが、今となってはそれも離れてしまった

イタ王

相変わらずの惹きつけ体質なんだから、困りものだね

イタ王

さーてと!

イタ王

僕ら旧国で協力する為にも、ナチとはちゃんと対話しなきゃね!

ワイン瓶片手に、僕は曇り空の下へと駆けた

きっと今日も、誰かがあのような恐ろしい目に遭っている

私は乗り越えられたが、それは過去の友人たちが協力してくれたからだ

日本とにゃぽんを守る為には、私自身が強くあらねばならん

本当に最後の邂逅であってほしいが、私は彼らとの思い出を無くしたわけではない

きっと彼岸のどこかで騒いでいると信じて、私は墓参りに向かうのだった

惹きつけ体質の日帝さん

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コメント

22

ユーザー

やべぇ、私が今まで読んできたどの小説より作品よりおもろい、こういうお話増えて欲しいわ...みんなの口調とか最高絶好調なんですけどバッドエンド見てきます最高かよ

ユーザー

完結お疲れ様!!!最後まで最高でした✨!!

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