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#jp
Ryu☆🍑🦖@体調不良
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井野匠
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コメント
5件
私だったらどうするかな…自分のことなのにわかんないや! 続きが気になる!
ああ、これが第一話……というか、冒頭の「地球滅亡まで一年」の宣告、すごく静かな始まり方だなと思いました。パニックになってもおかしくないのに、最初に笑いやごまかしが来るのがすごく人間らしくて。中でも「明日仕事休むわ」ってセリフ、一瞬で日常が壊れる感じが染みました。空だけが青いラストの対比も印象的です。設定への興味をしっかり引き出されました。
──二〇✕✕年。
人類へ、最後の宣告が下された。
街中の大型モニター。スマートフォン。テレビ。ラジオ。
世界中の画面が、一斉に切り替わる。
ビーッ ビーッ
無機質な警告音。
そして、政府緊急放送。
『全人類へ通達します』
『国際天文機関の最終観測結果により、太陽は一年後、崩壊段階へ移行することが確定しました』
『それに伴い、地球及び月の存続は不可能と判断されました』
『地球滅亡まで──残り一年です』
ーーー
第一話 ーーー
駅前
スクランブル交差点
世界中の人々が、同じ言葉を理解できずに立ち尽くす
風だけが吹いていた
男性
誰かが呟く
だが返事はない
放送は感情のない言葉で続いていた
放送
次の瞬間だった
男性
小さな笑い声
若い男だった
男性
その言葉をきっかけに、止まっていた空気が崩れ始める
男性
女性
女性
戸惑い
否定
混乱
誰も、現実を読み込めない
だが、人間は不思議な生き物だった
理解できないものほど、笑って誤魔化す
男性
男性
男性
笑い声が広がる
けれど、
その笑いは、どこか乾いていた
スマホを握る手は震えている
恋人へ電話をかける女
泣き出す子供
誰かを抱き締める母親
祈りを捧げる老人
そして
男性
叫び声
男が近くの看板を蹴り飛ばした
それを合図にしたように、街が騒がしくなる
怒声
クラクション
サイレン
ニュース速報
SNSには、
『#地球滅亡』
その文字が異例の速さで流れていく
人々は泣いた
人々は怒った
人々は笑った
――人類は、終わりを宣告された
なのに
空だけは、あまりにも青かった
その日
世界はまだ終わっていない
けれど、
確かに何かが、壊れ始めていた
天城ホールディングス本社
日本有数の巨大企業
普段は規律正しく動く本部フロアも、今日だけは空気が違っていた
大型モニターでは、緊急放送の再放送
社員たちは業務の手を止め、ざわめいている
社員
社員
社員
不安げな声
スマホ画面には
『#地球滅亡』
『#残り一年』
その文字が溢れていた
社員
社員
社員
誰もが平然を装っている
けれど
その目は隠せないほど揺れていた
その時だった
エレベーターホールの奥
ざわついていた空気が、不自然なほど静まる
社員
小さな声
社員
『社長……』
ーーー
第一話 ーーー