パコッ、カコッ
女の死をトリガーに、男の拘束は全て解除された。
金星
肉塊と砕けた骨
地面に広がる赤と白
金星
上にも赤がベットリと
今までに人間のグロを間近に見てきた彼にとって…
こんなものは今更なんとも思わなくなってしまった
金星
徐ろに…左腕の溶けた断面図を見てみる
金星
金星
キュィイイン(電源が入る音)
ロボット
ロボット
そう言うとロボットは、ご丁寧に出口の扉を開けてくれた。
グゴゴゴゴ…
これ以上眺めていたい場所ではないと思った俺は…
外に出た。
ロボットはそれ以上、こちらに干渉してくることは無かった。
不憫砂丘
出口はどこか別の地へと続いているのかと思っていたが…
またしても砂漠だった。
金星
バサッ!
砂の上に横になった
金星
金星
サッ…サッ…サッ…
誰かがこちらに来ている
金星
その足音は俺のすぐ近くで止んだ。
金星
??
死にかけの声でそう問うも…すぐには返事は帰ってこなかった。
やがて、少し経つと…
偉そうな女
偉そうな女
偉そうな女
偉そうな女
偉そうな女
偉そうな女
偉そうな女
偉そうな女
高圧的な声が金星に浴びせられる…
金星
意識が朦朧としている最中…
微かに聞こえる声…
金星
死を意識した人間の体は…僅かな「生」をもぎ取ろうと動く…
その動きが…脳を覚醒させる
目に見える景色が全てスローモーションに見える…
脳内に表れた…
残酷な牢屋を超えた先にいるあの"偉そうな女"に意思を伝えるには工夫が必要だ。
懇願の力を考え出さないと…ダメだ。
目的を忘れるな
金星
行き…たい…
偉そうな女
サッ…サッ…サッ
女はそう言うと…その場を去った。
金星
金星
金星
目が覚めると、眼の前には俺が求めていた家があった。
金星
金星
金星
やっとだ…!!
やっとたどり着けた…!!
金星
金星
背筋を真っ直ぐにしながら歩けるくらいには体の疲れが抜けていた。
金星
ドアノブに手をかけ…
夕暮れ時の教室
8月5日は、とても楽しい日でした。お母さんと一緒に山に行きました。山に行くのは初めてだったから、とてもワクワクしました。山に着いたらたくさんの虫が元気に飛び回ってました。ちょっとびっくりしちゃったけど、虫たちは可愛かったです。お母さんは虫のことを教えてくれて、虫たちの生活を教えてくれました。山の上から見ると、すごく大きな海が広がってました。海は青くて、波がゆらゆらと揺れていました。海で泳ぐのも楽しそうだなって思いました。山でお弁当を食べた後は山を降りて海に行きました。海ではお母さんと一緒に砂のお城を作ったり、浮き輪に乗って泳いで遊んだりして楽しい時間を過ごしました。帰り道、夕日が山の向こうから綺麗に沈んでいました。とても綺麗でした。また山に行きたいです。
上記の文章とクレヨンの絵が教室の後ろの壁に貼り付けられていた。
みそら みく
まあず
ドッ
男子小学生は軽く、女子小学生を突っ飛ばした
みそら みく
女子小学生は壁に激しく体をぶつける
みそら みく
まあず
他のクラスメート達
クラスメート達はまあずを見つめた。
まあず
そんな目で俺を見るなよ!
"コイツ"が悪いじゃないか!!
俺に悪口ばっか言ってくるコイツが!!
金星
金星
金星
コッ
男子中学生は怒りに身を任せて、石ころを蹴った。
そんな記憶を胸に抑え…ドアノブを、回した。
金星
ガチャリ
??
金星
家の中に、男が1人いた。
??
金星
????????????
目の前にいるやつは、笑みを浮かべながらそう言うのだが、
全く記憶にない人物なのだ
金星
??
??
ドクン
別の宇宙の金星
金星
別の宇宙の金星
金星
金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
眼の前の"俺"の姿が変わる…
スルリ
爺
金星
金星
スルリ
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
金星
別の宇宙の金星
それは無理だ
金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
金星
別の宇宙の金星
金星
金星
別の宇宙の金星
金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
金星
金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
別の宇宙の金星
爺
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
金星はすべてを悟った
金星
金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
二人は握手を交わした。
別の宇宙の金星
金星
別の宇宙の金星
別の宇宙の金星
金星
そう言えば…こんな言葉…もう長らく使ってなかったな
ただいま
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