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二学期中間テストが終わった
結果はあまり良くなかった
そんなことも言ってられないと
期末テストの勉強と
受験勉強に力を入れた
そんな中、
クラスで合唱コンクールがある
その練習中に、起きた話―
美空
龍星
龍星
龍星
途端に笑いが起こる
指揮者は誰も立候補せず
誰もいないのなら、と
龍星が指揮者に立候補した
ピアノ伴奏は女子
噂によると龍星のことが好きらしいが………
龍星
龍星
龍星
龍星
静寂。
龍星
スッ
息を吸う音が聞こえてくるようだ
紫織
加奈子
桜
美空
結花
私の隣にいる紫織
そしてななめ前にいる桜
ソプラノのサビ
高いところはハッキリと
言葉をしっかり発音して
左からの音
結花と加奈子の音
アルトは追いかけ追いつき、
ハーモニーを奏でて追い越す
アルトの声を包むように
言葉を唄う
龍星
龍星
龍星
おー!
皆が皆、最後の1年
どのクラスも金賞を取ろうと練習している
ただ、皆がこうして同じ目標を持って
一緒に取り組むことなんてこれが最後だろう
だから皆で
このクラスにだけしか奏でられない音を―
…………
皆が皆、微妙な面持ちで帰る
合唱コンクール
最後の1年
銀賞―
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
みんなの顔に
明るさが戻った気がした
放課後
龍星が紫織を呼び出したそうで
私たちは教室で待っていた
紫織
龍星
紫織
紫織
龍星
紫織
龍星
紫織
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
龍星
紫織
龍星
紫織
紫織
龍星
龍星
紫織
龍星
龍星
紫織
龍星
紫織
紫織