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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

私は中学校入学してから妙にアタックしてくる他クラスの男の子に出会った

小林里央

俺さ〜星那ちゃんの事好きだわ

小林里央

付き合ってくれない…かな?

当時の里央くんはすごく優しくてかっこよくて誰が見ても「イケメン」と呼ぶような人だった。私も好きになりかけていたし付き合ってしまった

赤城星那

うん、いいよ

赤城星那

よろしくおねがいします

小林里央

まじっ!?やった!!大好き!

小林里央

ずっと離れないでいてくれる?

赤城星那

うん!

優しくてかっこいい素敵な里央くんはここまでだった

※LINE

小林里央

星那、たすけてお願いがある

赤城星那

どうしたの?

小林里央

親が会社クビにされたんだ。お金がなくてすごい困ってる

小林里央

本当に一生のお願い。俺に…いや俺たちにできる限りのお金が欲しい

赤城星那

え…?

赤城星那

お金?

小林里央

うん、いくらでもいいんだ

確かに里央くんは前々から家庭環境が良くないらしく色々困っていると聞いていた

だから私はその時は軽い気持ちで貯めていたお金、2万円を彼に渡した

小林里央

本当にありがとう。この恩は一生忘れない、大切にするねありがとう

だが彼の暴走は止まなかった

小林里央

星那、俺死ぬかも

小林里央

本当にやばいたすけて

毎回毎回そういうように1週間に2回は私にお金をよこせと要求するようになった。まだまだ純粋だった私は親からお金を奪ってまで彼に渡していた

友達

え星那ってあの小林里央と付き合ってるの?

赤城星那

うん

友達

まじで…?

赤城星那

なんで?

友達

あいつはやばいよ

赤城星那

…え?

友達

知らないの?

友達

色んな女の子を騙してお金取って毎回「家庭環境がやばい。お金頂戴」って言ってるんだよ

赤城星那

なに、それ…

友達

早く別れな…?

赤城星那

まさかあの里央くんが…?

私は信じられない気持ちでいっぱいだった

勇気を出して私はデートに誘うふりをして問い詰めることにした

小林里央

あ星那

赤城星那

…何?

小林里央

お金また頼んでいいかな?

赤城星那

…嫌だ

小林里央

…は?

里央くんの表情は一瞬にして変わる

小林里央

何言ってるの?前までちゃんとくれたじゃん

赤城星那

友達に聞いたの

赤城星那

あんたのこと…

小林里央

赤城星那

私の他にもたくさんの女の子と絡んでその子達に嘘の家庭環境のことを話してお金を貰ってるんでしょ

小林里央

…チッ

小林里央

だからなんだよ

赤城星那

おかしいと思ったよ

赤城星那

お金頂戴って言われる度に金額は増して行く

赤城星那

ありえない金額のときだってあった。ただそれが゛ギャンブル目当て゛だとはわからなかったけど

小林里央

っ、!

赤城星那

私とは…別れて

小林里央

うるさいっ!!

赤城星那

っ、!?

小林里央

お前は…俺と付き合っていいって言ったよなぁ?約束破るんかよ!!

小林里央

ずっと離れないでいてくれるって頷いてくれたじゃねえかよ!!

赤城星那

ゔっ…!!

私は殴られたり蹴られした

小林里央

なんでだよ!!俺を裏切るよかっ!?

赤城星那

ガハッ…

ああ視界がボヤけてきた

???

おい

小林里央

…あ?

???

何やってんだよ

視界がボヤけていてよく覚えていないが黒髪で青い瞳をしているように見えた

小林里央

何をって…愛し合っていたんだよ?

???

泣いてんじゃねえか

小林里央

いつまでも泣いてんじゃねえっ!

赤城星那

っ…!

ああまた殴られると思ったとき

???

通報するぞ?

小林里央

!?

さすがに通報されるとまずいと思ったのか身を引く里央

小林里央

チッ…!!

???

…大丈夫k

赤城星那

っ!!

私はその人からも逃げてとにかく走った

せっかく助けてくれた人なのに当時の私は中学生で、とにかく「怖い」という気持ちがありただただその場から離れることしかできなかった

人を好きになれないお前に恋した

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