女友達
ねー美希
女友達
どっか行かない?暇!
美希
美希
いーよ
美希
何時にどこ?
女友達
女友達
〇〇駅前!
女友達
2時半集合!
美希
了解っ
いつもと変わらない休日の朝。
ただ違うのは、隣に貴方の温もりがない事。
美希
美希
おまたせ!
女友達
遅い!
美希
ゴメンゴメン。
美希
どこ行く?
女友達
女友達
とりあえず、お茶しよ!
美希
そうだね。
ここの通り。
貴方とよく待ち合わせをした。
あそこの喫茶店では毎回喧嘩した。
貴方と私の特別だった事。
貴方は違う人ともそうするのかな?
女友達
女友達
今日さ、午後から男友達と遊ぶんだけど、
女友達
一緒に来る?
美希
美希
行こうかな。
女友達
オッケー!
貴方から貰ったギターのピック。
捨てられないのは、私だけ?
男
男
美希ちゃん、大丈夫?
美希
えっ何が?
男
ぼーっとしてたから。
美希
美希
大丈夫。
男
男
美希ちゃんって、美人だよね。
美希
そう?
美希
言われた事ないけど。
男
凄い美人だよ。
男
色気もあって、セクシーで。
美希
ふふ、ありがとう。
貴方じゃない人とのキス。
何かが足りない。
とても冷たくて、物足りない。
男
男
今からホテル行く?
美希
美希
また今度ね。
帰りの電車は空いている。
暇で見るのはいつも貴方の写真。
美希
美希
疲れたー。
ベットの上で考える。
今日こそは…、と。
でも何を言えばいいのか分からない。
美希
美希
寝るか。
その事を考えるのが、
いつのまにか、習慣になっていた。