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地獄にて
奏多
奏多
美空
美空
桜が落ちた穴に目をやる
やはりそこは見えなくて
桜の姿もなかった
浩介
典人
舞衣
暗い表情のまま私達は巣に入った
あれからどれくらい経っただろうか
目標の数だけ倒した
しかし
加奈子
奏多
加奈子
奏多
奏多
でも次が最後の部屋
少し大きな中心の部屋だ
浩介
浩介
浩介
大きな部屋だから
もっと大きな化け物がいるかもしれない
そんな不安をかかえていた
典人
典人
舞衣
典人さんのその言葉で私たちは踏み出した
典人
舞衣
この部屋には
部屋が小さいくらい大きい化け物がいた
浩介
その時
化け物は炎を舞衣に向かって飛ばした!
美空
美空
慌てて振り返るも炎は目の前
身長の高い舞衣をも飲み込む様な炎があった
炎が迫る、その瞬間
典人
典人
典人さんが舞衣の目の前に立ち
舞衣を庇うようにして手を広げた
舞衣
そして
典人さんは炎に包まれた
あのあと
全身に火傷を負い意識のない典人さんを浩介さんが背負い
最後に化け物を倒し、無事材料を集め戻ってきた
浩介
典人さんを部屋のベッドに寝かせる
奏多
舞衣
舞衣が用意していたものを手渡す
奏多
奏多さんは医者を目指しているらしく
怪我の治療を率先してやっているけど……
奏多
奏多
浩介
浩介
奏多
奏多
奏多
浩介
浩介
浩介
奏多
奏多
浩介
浩介
険悪な雰囲気のまま浩介さんは部屋から出ていった
奏多さんたちも出ていき、舞衣を残し私も部屋を出た
典人さんが火傷した
よそ見していて攻撃されそうになった私を庇って
もしかして、私のせいなの……?
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
視界がぼやけて典人さんの姿がぼんやりする
私は気づけば涙が止まらなくなっていた
舞衣
舞衣
私は典人さんに抱きついて
ひたすら泣いた
どれくらい時間が経っただろうか
典人
典人
舞衣
舞衣
典人
典人
舞衣
典人
典人
私は抱きついたままだったことに気付いて慌てて手を離した
典人
舞衣
典人
典人
典人
典人
典人
静かにゆっくりとそう言った
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
典人
典人
典人
舞衣
舞衣
舞衣
典人
典人
典人
舞衣
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人さんの一言をメモしていた
典人さんは凄くみんなのことを見てたんだな…
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
典人
舞衣
典人さんが想いを伝えてくれた
嬉しかった…
けど……
典人さんは意識を失い
二度と目を開けることは
もう、なかった―