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初コメ&フォロー失礼します。 テラー通信から来ました。 気になって読んでみたところ、とても良かったので、フォローさせていただきました。 これからも頑張ってください。
ステキ。 ミステリーサスペンス。
まだ夏に入る少し前の季節
梅雨時の少し蒸し暑いある日の朝
和樹は突然の痛みに目が覚める
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
ベッドからゆっくり起き上がり体温計をしまっている戸棚に行き体温計を取る
電源をつけて脇に挟んで少し待つ
ピピッ と計測し終えた音が部屋に鳴り響き体温計を取り数値を見る
36.6度とそこには表記されていた
人によるかもしれないが和樹の平熱は丁度この数値36.6なのだ
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
それから少し低気圧による頭痛について調べてみるも和樹の症状に当たるものは見当たらない
和樹
和樹
その後頭痛薬を飲みまたベッドにと潜り瞳を閉じる
が、しかしものの数時間で目が覚めてしまった
起きた原因はもちろんあの頭痛
和樹
和樹
和樹
原因不明の頭痛に少し苛立ちを覚えている時玄関からインターホンの音が鳴る
和樹
今日誰かが家に訪れる予定は無い
だからこそ和樹は少し不安を感じていた
玄関につきドアスコープから外を見る
するとそこには見知らぬ女子高生が立っていた
きっと友人の家と間違えてインターホンを鳴らしたに違いない
そう考えて玄関を開けてそれを伝えようとした時
女子高生から驚きの一言がとび出た
女子高生
確かにその名前は自分の名前だ
だがしかしそうだとしても自分はこの女子高生と面識が一切ない
それが自分の中の恐怖心を煽る
ここでいいえ違いますと答えたところで恐らく結果は変わらない
彼女は自分を探している
そして現に自分の元にたどり着いている
ここまで調べあげられていればしらを切る気にはなれない
和樹
女子高生
和樹
和樹
和樹
女子高生
女子高生
女子高生
和樹
和樹
女子高生
和樹
女子高生
女子高生
女子高生
女子高生
和樹
女子高生
女子高生
女子高生
和樹
女子高生
女子高生
女子高生
和樹
和樹
和樹
女子高生
和樹
和樹
女子高生
和樹
女子高生
和樹
和樹
和樹
女子高生
彼女に言われて初めて気がついた
自分は昨日の記憶を何も覚えていない
酒でも飲んでたのかと言われてもそれは違うと断言出来る
今俺の家に酒はなくテーブルの上にはテレビとエアコンのリモコン
そして先程薬を飲むのに使った水が入ったコップ
それらしかないのだから
和樹
女子高生
女子高生
和樹
女子高生
女子高生
女子高生
和樹
女子高生
女子高生
女子高生
女子高生
その言葉に少し怪しさを感じたが頭痛が治るならばと思いその邪念を消し飛ばす
女子高生
それから俺は自分の部屋の中を探索する
昨日自分に何があったのかを知るために
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
自分のシーツをめくるとヒラリと何かが舞落ちた
和樹
自然豊かな公園をバックに写真の中心には仲の良さげな2人の人物が写っている
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
その後モニターとPCの置いてあるデスクに向かいその周辺も見てみる
マウスにキーボード…一般的な周辺機器だ
その近くにはまだ中身の入ったマグカップが置いてある
中からほのかにコーヒーの苦味のある香りがした
このコーヒーを入れてからそれほど時間は経っていないようだった
その後ふと思い立ちパソコンを起動してモニターを見てみる
昨日おそらくここに居たとすれば
なにか自分がやっていたに違いない
そう判断したからだ
パソコンが起動してモニターに自分のディスクトップが映る
その瞬間自分に身に覚えのない謎のファイルがあることに気がついた
ファイルに名前はなく中身を見て見ないとなんのファイルかは分からなかった
恐る恐るそのファイルをクリックする
中にはメモ書きのようなものがひとつあるだけだった
そのメモ書きにはたった一言
【お前の女もらったから】
俺の彼女は何者かに奪われた?
自分で打ち出した答えに焦りと恐怖を感じ少し震える
そのメモ書きをくれた差出人を特定するのは簡単だった
そして特定した瞬間また昨日の記憶が蘇る
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
女子高生
バスルーム
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
少し脅えながらも浴槽にかけられた蓋を開ける
すると和樹の眼に恐ろしい光景が映る
頭部から血を流して息絶えてる自分自身が今目の前にいるのだ
和樹
和樹
女子高生
和樹
和樹
和樹
和樹
女子高生
女子高生
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
和樹
女子高生
和樹
和樹
女子高生
女子高生
女子高生
女子高生
女子高生
女子高生
女子高生
和樹
和樹
和樹
和樹
女子高生
女子高生
和樹
そういい男はゆっくりと消えていった
男が消えた後ドアが勢いよく開く
刑事
刑事
女子高生
女子高生
刑事
女子高生
刑事
女子高生
女子高生
刑事
刑事
刑事
女子高生
女子高生
女子高生
刑事
刑事
刑事
女子高生
刑事は少し忙しそうに部屋を後にする
菜々美も部屋を出ようとした時くるっと後ろを振り向き何者かに話しかける
女子高生
女性
女性
女子高生
女子高生
女子高生
女子高生
女性
女性
女性
女子高生
女性
女子高生
会釈してその女性もゆっくりと消える
最期を看取った菜々美は満足気な顔をしてその部屋を後にした