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季節は冬。
師走の、23日。
明日は世間のカップルたちがざわつくクリスマスイブというのにも関わらず、
今日の今日まで、予定が、無い。
少なくない友達さえも、
愛する彼との、約束さえも……
柴山 佳奈
柴山 佳奈
柴山 佳奈
彼は今日までの二週間、海外出張に行っている。
出発前は空港まで送り出しに行っていたが、気を遣ってか、出迎えは大丈夫だと言われていた。
柴山 佳奈
今までもそうしてきたんだし、と自分に言い切りながらも、ひっそりと彼を想って目を閉じた。
次の日、いつもより早く仕事を切り上げた会社帰りの道は、いつも以上にイチャつくカップルたちでごった返していた。
道路に沿って植えられている針葉樹には色とりどりの綺麗な飾りつけがされていて、
どこの店からも、誰もが聞いたことがあるようなかの有名なクリスマスソングたちが流れている。
ひとつ白い息をはいて、事前に予約していたホールケーキを取りに行こうと、いつもの道を歩く。
???
???
こんな日にナンパに捕まるなんて、と彼がいない寂しさが急に湧いてきて、ぐっと堪えながら、断ろうと振り返る。
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
柴山 佳奈
遊山 貴匡
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
遊山 貴匡
遊山 貴匡
柴山 佳奈
柴山 佳奈
遊山 貴匡
遊山 貴匡
遊山 貴匡
笑顔で両手を広げた彼の胸に、勢いよく飛び込んだ。
彼はしっかりと私を受け止めてくれた。
柴山 佳奈
遊山 貴匡
家路まで続く、この短い道のりを、
これからもゆっくり、少しずつ、
二人で共に、歩いていく未来を見据えながら……
柴山 佳奈
柴山 佳奈
遊山 貴匡
遊山 貴匡
遊山 貴匡
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
遊山 貴匡
柴山 佳奈
柴山 佳奈
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
柴山 佳奈
遊山 貴匡
寒い夜には、雪が降る。
それは、とある二人の新たな物語の始まり。
その続きは、また今度
Fin.