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犬本 蒼
何故か死ぬ前の深呼吸に何分も掛かってしまったが、まぁ今となってはどうでもいい。俺は今までの出来事を脳内で再再生する
そうやって鮮明に思い出すと幻聴すらも聞こえるようになるらしい
でも何故か黄さんの声だけ
「降りてください」
幻聴の癖に五月蝿い。
こんな幻聴もう聞きたくない
そうして俺は澄み切った青い空に足を片方踏み入れた
グッ
犬本 蒼
落ちない
やっと青い空に走れると思ったのに
そして俺はここでやっと気付いた
俺は背中から抱き着かれていた
犬本 蒼
犬本 蒼
俺より年下の黄さんが抵抗する俺より力が強いわけが…ないはずだった
耳に飛び込んできた声は黄さんだった
鬼本 黄
まるでこういうことが慣れてるかのような口癖で俺を落ち着かせようとしている
犬本 蒼
俺はそれがうざったかった
余計な心配だ。
そんなものをしている暇があるなら、自分の事を考えろ、俺にわざわざ構ってくるな
鬼本 黄
鬼本 黄
犬本 蒼
鬼本 黄
鬼本 黄
鬼本 黄
犬本 蒼
鬼本 黄
俺はまた、死ぬことが出来なかった。俺は出来損ないだ。
犬本 蒼
梅好き
梅好き
梅好き
梅好き