2日目(3日目) 午前12時
照明は付いているものの、薄暗い真夜中の宿泊部屋棟
役職別行動開始時間になり、日向は部屋を抜け出した
刀を構え、音を立てないように廊下を歩く
日向正宗
守護対象の部屋へと向かっていると、とある部屋から光が漏れていた
日向正宗
対象の部屋の隣に位置しているため、少し様子を見ることにした
扉に耳を当て、全神経を耳へと集中させる
普段の戦闘のお陰で耳が良く、元々偵察値の高い日向は少し中の声を聞くことができた
ちょっと……行ってく…から……ま……て
怪し……たけ……い……ところは……ね
どうやら中には鈴仙とイギリスとルカがいるようだ
日向はルカを守護対象としていたため、そのまま鈴仙の部屋の前で待機することにした
日向正宗
日向正宗
日向正宗
日向正宗
日向正宗
日向正宗
意図が分からないままだが、とりあえず殺人鬼から対象を守るため周りを見渡す
しかし、誰も来る気配がない
別の人が襲撃対象にされたというのだろうか、本当に誰もいない
日向正宗
日向正宗
足音一つせず自責の念に駆られていると、向こう側にうっすらと人影が見えた
日向正宗
日向正宗
もう一度刀を構え直し、来たる襲撃に備えた
しかし、待ち受けていたのは襲撃ではなかった
日向正宗
イヴァン
日向正宗
殺人鬼は本来ならば布を被っているはずだが、いたのは布を被っていないイヴァンだった
イヴァン
布を被っているため、イヴァンからは騎士が日向であることは気付かれないようになっている
イヴァン
イヴァン
イヴァン
イヴァン
確かにトイレへと早足で向かっていった
日向正宗
日向正宗
応援されやる気が再びみなぎってきたところで、また刀を構え直した
まだまだ鈴仙の部屋の電気は消えそうになかった
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