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何故かスラスラと言葉が出てきました。
夜羅
夜羅
夜羅
謝らなくていいの…お姉ちゃん…
こっちが一方的に悪いんだから……
夜羅
そんな言葉なんか出てこなくて。
出てくる言葉は酷い言葉ばかりだったの…
夜羅
お願い…置いていかないで…
お姉ちゃん…
死天
もはやなんにも考えられなくなっていました。
姉に謝らないといけないのに、
上手く行動できなかったんです。
何時間も、公園のベンチに座って、
どうしようもなくて…
…何時間ほど経ったんでしょうか。
気づけば夕方になってました。
そろそろ家に帰ろうと動きました。
死天
死天
何か騒がしい感じがした。
入って見ると、そこは地獄だった。
血塗れの父、母。
そして、姉を抱え1人立っている女の子。
私より年上であることはわかった。
死天
その子は
”君はまたの機会にね”
と言い、逃げて行った。
死天
死天
これがきっと、罪なんだと。
姉に謝れず、酷い言葉ばかり言ってしまった罰だと。
そう思った。
死天
その子は遺体と、私1人を残して行った。
一緒に連れて行ってくれればよかったのに…
どうして…1人にしたの…
私は、この一瞬にして、家族を。
全てを
失った
月日が経ち、私は中学生になりました。
私は施設に預けられたのです。
死天
私は餓死寸前だったんです。
6日は経っていました。
下手すれば、次の日死んでたかもしれません。
誰かが見つけてくれて、施設に連れて行かれました。
死天
施設の人
施設の人
死天
施設の人
施設の人
死天
施設の人
死天
施設の人
死天
死天
施設の人
施設の人
死天
暗闇で見えない世界。
色づくことなんて無い。
汚い世界…
こんな世界で生きていけるのかしら…