ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ガチャッ
k
思ったより広く、ほとんどが暗闇で見えない
k
名前を呼んでも返事は返ってこない
本当にこんなとこにいるのか?と思いながら歩いていると、鉄格子から漏れる光に照らされてる何かが見えた
k
目を凝らしながらその何かに向かっていく
しばらく歩くと、床に血がちょこちょこあることに気がついた
k
なるべく血を踏まないように歩く
近くまでくるとそこではっきりわかった
そこには、傷と血だらけで座り込んでいるレトさんがいた
k
k
俺は走ってレトさんのところへ行き、肩を揺らしながら声を掛ける
お腹にはナイフで刺されたような跡があり、布で口を塞がれ、全身傷だらけだ
k
いくら声を掛けても全く反応がなく、びくともしない そしてなにより、冷たかった
まるで死んでいるみたいに
k
k
k
k
口を塞いでいる布を取り、レトさんを抱えようとしたとき、手錠がついていることに気づいた
k
k
k
どうしようか焦っていると、ガチャ、と扉が開く音が聞こえた
g
u
k
k
u
k
k
u
k
u
k
u
k
u
u
…チャリンッ!…
落ちた音が響く
見渡すとキラッと何かが光った 運よく近くに落ちてくれたみたいで良かった
走って取りに行きすぐさまレトさんに繋がれている手錠を外す
手首には跡がくっきりあり、必死に抵抗したのだと考えると胸がとても苦しくなった
レトさんを優しくお姫様抱っこし、できるだけ衝撃がいかないようにしながら走る
軽すぎる 抱っこしてわかったけど、レトさんの体はとても軽くて細かった
もしかして監禁されてから一度もご飯を食べていなかったのか…!?
嘘…それじゃあ…
嫌なことを考えているとうっしーとガッチさんが見えてきた
u
g
k
k
レトさんを見た二人は酷く辛そうな顔をしながらも、俺がすぐに通れるようにと色々してくれた きっと俺も酷い顔をしているのだろう
レトさんが監禁されていたところから戻ると、人がいっぱい倒れていた
入ってきたところに向かって走りながら○○ちゃんを探す
ガッチさんは警察や救急車などを呼んでいるようだ
○○ちゃんを探していることを察したのかうっしーが口を開いた
u
うっしーの視線をたどっていくと、そこには正座して倒れている男を見つめている○○ちゃんがいた
立ち止まって聞き耳をたてていると、なにかを話始めた
くそデブじじいだお
○○
くそデブじじいだお
○○
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
○○
○○
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
○○
くそデブじじいだお
○○
○○
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
○○
○○
○○
くそデブじじいだお
○○
○○
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
○○
○○ちゃんが言い切る前に、外からサイレンが聞こえてきた
警察が来たようだ
くそデブじじいだお
○○
くそデブじじいだお
くそデブじじいだお
○○
くそデブじじいだお
○○
g
○○
そう言って男を少し見つめてからこっちに走ってきた
レトさんを見て、○○ちゃんは驚いて酷く悲しそうな顔をした
○○
○○
○○
k
○○
r
k
○○
g
u
レトさんの声はとてもか細く小さかったが、皆にもちゃんと聞こえていたようだ
うっすらと目を開けているが、焦点が合っていない
呼吸も不規則で小さく、今にも止まってしまいそうだ
k
r
上手く喋れないようだが、今のはキヨくんと言ったのだろう 一応見えてはいるようだ
k
k
k
r
レトさんは小さく頷くと、浅い呼吸を繰り返した
r
普通は出るはずのない音だけで、どれだけ苦しいのかが伝わってくる
すると、サイレンの音が1つ増えた
k
g
k
u
k
g
俺はうっしーとガッチさんに○○ちゃんを任せると救急車のところへと急いだ
救急隊員
すいませんなんか救急隊員っぽいのこれしかありませんでした
k
k
救急車のところにつくと、レトさんはまたいつの間にか意識をなくしていた
救急隊員
救急隊員
k
救急隊員
k
救急隊員
そう答えてレトさんをベットに乗せ、俺も救急車に乗った
r
激しい体の痛みと苦しさに目が覚めた
相変わらず呼吸しても苦しい
けど寝る前よりぼやけている視界と耳鳴りはほんの少しだけ良くなっている気がする
それになんだか…暖かい…
あれ…?なんか…目の前に…誰かいる…?
れと…さ…!
…?呼ばれてる…?
れ…さん…!だれ…わか…?
はっきりは聞こえかないが、なんとなく分かる
あれ…?この声って…
r
上手く喋れない…お願い…伝わって…!
う…!キヨ……!
あと……で救急…くる…か…!
も…ちょ…と…がん…て…!
俺はコクッと頷いて、呼吸するのに意識を集中させた
不規則な呼吸が精一杯で苦しい
けどそんなことより、キヨくん達が助けに来てくれた…
痛みを感じるから夢じゃない…
俺…助かるんだ…
また…前みたいに皆と…
そう思うだけでとても嬉しかった
暖かい…眠くなってきた…
なんとか起きてようとしたが、俺は耐えられずまた意識を手放してしまった
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
コメント
5件
見つけてくれてよかった〜ε-(´∀`;)ホッやっぱりレトさんにはキヨがいないと((
最高でした✨レトさん助かって良かったぁ〜!くそじじいさんを許すとか○○ちゃん優しいー😭私は許さんぞ!コノヤローヽ(`Д´)ノ(口悪くてすみません)