数日後───
波紅〇〇
太宰治
ポートマフィア本部ビルの廊下で太宰さんに会う。
太宰さんの云う通り、初めて会ったあの日から 毎日の様に顔を合わせるようになっていた。
たまたまビル内で会うのだ。そう、たまたま。
波紅〇〇
太宰治
波紅〇〇
太宰治
波紅〇〇
太宰さんの誘いに直ぐに頷く。
幹部様のお誘いなんて断る訳にはいかないし、 私自身もっと彼の事を知りたいと思っていたからだ。
波紅〇〇
太宰治
太宰治
太宰さんに連れられたのはルパンと云う 地下にあるバー。
行きつけと云うのは本当の様で、 席に座るや否やカクテルが二つ出てきた。
太宰治
波紅〇〇
太宰治
波紅〇〇
グラスとグラスがぶつかる音が鳴る。
その後私達は他愛もない話で盛り上がった。
彼は余り自分の話をしなかった。 けれど私は根掘り葉掘り聴く事はしない。
話していくうちに、話題は私の恋愛事情についてに。
太宰治
波紅〇〇
太宰治
波紅〇〇
波紅〇〇
波紅〇〇
気付いたら温い水滴が頬を伝っていた。 一粒、また一粒とこぼれ落ちる。
私はなんて弱いんだろう。なんて罪深いんだろう。
太宰さんは何も云わずに、ただ私の頭を肩に引き寄せた。
太宰治
太宰治
太宰治
太宰さんの手が私の頭を優しく撫でる。 其れが迚も心地よかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
波紅〇〇
太宰治
私が落ち着く迄待ってくれた太宰さんは、 連絡先を交換して店を後にした。
また、一緒に来れるだろうか。
そう期待していた私は、きっと此の時には───
コメント
2件
♡300やっときます!!