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翌日
今日からは、 あのダサい伊達メガネも卒業
スクールカースト上位にでも登って、 ずっとやってなかったギャンブルを 存分に楽しもう
そんなことを考えながら、 教室に行く
特に挨拶などはせず、 自分の席に座った
彼方
クラスメイト
少し後悔していると、 不意にクラスメイトの男子に 声をかけられた
彼方
そちらの方を向いて、 キョトンとした顔をする
いつもより愛想良く、ね
クラスメイト
彼方
クラスメイト
クラスメイト
あんなこと……は、ブラフのことかな
彼方
彼方
含み笑いで、それだけ答える
クラスメイト
キーンコーンカーンコーン……
先生
チャイムが鳴った後、いつの間にか 来ていた先生がそう呼びかける
クラスメイト
それに気づいて、 彼が席に戻っていった
授業、今まで真面目に受けてたけど、 別にそうしたところで、俺らは 何の得もないんだよな
まぁ、貰えるもんは貰っとく精神で 一応頭に入れてるけど
その調子で授業を受けていると、 あっという間に時間は過ぎて 放課後になった
彼方
せっかくだし、教室のギャンブルの 輪にでも混ざってみる？
よし、そうしよう
木之下姫乃
意思を固めたところで、 クラスメイトの女子に声をかけられた
彼方
いつもより明るいトーンで、 笑って答える
そういえばこの人、このクラスの カースト上位の人じゃなかった？
名前が確か、 木之下姫乃(きのしたひめの)
カースト上位なだけあって 美人だし、結構有名な会社の 社長令嬢だった気がする
それと、ギャンブルが強いとか、 噂程度に聞いたことがあるな
木之下姫乃
木之下姫乃
お嬢様らしい丁寧な口調と ニコニコ笑顔で、そう言われる
彼方
木之下姫乃
早速あっちから話が舞い込んできた
彼方
木之下姫乃
話を承諾すると、嬉しそうに笑った
木之下姫乃
木之下姫乃
彼方
そんなギャンブル、初耳だ
木之下姫乃
木之下姫乃
彼方
少し興味を持って聞いてみる
木之下姫乃
〜ルール説明は省略します〜
木之下さんから、一通り説明を受けた
木之下姫乃
木之下姫乃
たしかに、それは面白そうだ
彼方
木之下姫乃
木之下さんがクラスのみんなに 向かって話しかけると、 すぐにいいよと返事が返って来た
教室の真ん中に席を向かい合わせに くっつけて置いて、俺らはそこに座る
木之下姫乃
木之下姫乃
それじゃあ、昨日の10倍か
クラスメイトA
木之下さんとよく一緒にいる女子が、 楽しそうに笑って言った
彼方
今まで全くギャンブルを してこなかったから、一般生徒が 使っていいチップとか、 そう言う決まりをあまり知らない
念の為、木之下さんに聞いてみた
木之下姫乃
クラスメイトA
彼方
木之下姫乃
木之下姫乃
一度席を立ち上がって、 笑顔で綺麗な会釈をした木之下さん
生徒会って、会長とか幹部とか 偉い立場の人しか知らなかったから、 木之下さんが役員だったのは初耳だ
でも相手が生徒会の人なら、 チップの心配はしなくて大丈夫だよね
木之下姫乃
木之下さんがそう言うと、 周りの人達が例のチップを 取り出して来た
彼方
木之下姫乃
彼方
自分で言いながら、 心の中で苦笑する
でも、面白そうだ
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