意外と短気なチョコクッキー
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じゅ、じゅる、と水音が鳴る。 蘭の理性は耐えられず、鶴蝶にキスをしてしまった。 「ンッ、ふっんん、ら、らぁん♡、ぁ、こ、こ店、」 精一杯の抵抗で肩を叩くが全く効かない。 1分、2分と続き息が苦しくなってきたところで口が離れた。 「…ッぶ、はァッ」 「ハッーー、ハッーー、かく、ちょ、う、ごめん」 自分に何が起こったか理解できなく、口元から垂れた唾液を拭うことしかできなかった。 まだ混乱している中、蘭が急に立ち上がる。 「……ッごめん、ほんとッごめん、おれ、もう帰るわ…ッ」 急いで止めたが、間に合わず蘭は店を出て行ってしまった。 「ッッまてッ………ぁ、、俺の、、気持ちも、、聞けよ、ッ」 鶴蝶は恋というのは難しいと改めて感じたのだった。 「……………で?何か言うことは?」 「おれもうしのうかな」 「俺へ、チケット無駄にしてごめんなさいだろうがッッ!!!!なァァに悪化させんだッッ!アホッッ!!!」 「だァーーーーッッハッハッハッーッッwwwwお前くッッそ惨めだなァ!!」 明らかに行く前とはまた別の意味で落ち込んでいる蘭。アメジストの目には光がない。 「だってぇ、だってぇ、」 「だってもくそもねぇわッ!!てか100歩譲ってなんッッで帰ってきてんだよッッ!!ゴリ押せよッッ!!いつものお前はどうしたッッ!?」 「初めては大事にしたいんだよッッ!!!!」 「変なところでピュアなのやめろッッ!!それでも反社かッ!!」 「反社だよッッ」 「ヒィッーーーーーーッッwwwwwwゴホッゲホッwwwwww」 三途は笑い転げた。腹筋は死んだ。南無三。 ぐす、ぐす、と泣いており、背中にはキノコが生えそうな勢いでジメジメしている。どうやら傷は相当デカかったようだ。 「だめだ、こんどこそおわる、、おわった、ひつぎには鶴蝶と竜胆のしゃしんいれて…」 「…ハッーーー、お前よぉ、鶴蝶がお前の気持ちに気付いてないとか本気で思ってんのか?」 一通り笑い終えた三途が涙を拭いながら聞いてくる。 「………はっ?」 「はんッお前も大概鈍感だな」 どうゆうことだ、と聞こうとしたが蘭のポケットからバイブ音が鳴る。 相手は竜胆だった。 「、なにぃ〜?兄ちゃんまだ傷癒えてないから仕事したく、「どうゆう事だよ兄貴ッッ!!!」え?」 『鶴蝶が泣きながら俺の家に来たんだけどッ!?兄貴何したんだよッッ!!』 「ぇ?????」 『蘭が俺の話聞いてくんないってずっと言ってんの!!取り敢えず早く来いッ!!」 ブッッと通話が一方的に切れる。 ココと三途はフリーズしている蘭を見つめた。 しばらくスマホを握りしめたまま、俯いて突然バッと顔を上げた。 そこからの行動は速かった。 脱ぎ捨てた上着を着て、崩れた髪の毛をワックスで固め、鏡を三度見て急いでドアを開ける。因みにこの間3分。 部屋に残された二人はなんとも言えない気持ちになった。
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コメント
6件
えてか友達絵うま!いや主さんほんとに友達少ないの??♡以外に多そう((
こんなコメで良ければいつでもする!!!てか今回もさいこうっ!!蘭が鶴蝶をレストランに置いていったことがちょっっっっっとだけ許せないけど、まぁ、鶴蝶の泣き顔思い出したらなんか吹っ切れたは♡