主
主
主
主
この気持ちは………!!何?
アビス君
………ビ……ス!!!
……ア………ビス!
おい!!アビス!!
アビス君
ワース君
ワース君
ワース君
ガシッッ!!
ワース君
ワース君
アビス君
アビス君
ワース君
ワース君
ワース君
ワース君
ワース君
ワース君
アビス君
バタンッ
アビス君
アビス君
アビス君
第三魔牙がいなくなった安心感からか
アベル様の言葉が脳内でフラッシュバックしているからか
溜め込んでいた感情が溢れ出たからか
こらえていた私の涙腺は崩壊した
その瞬間だった
その瞬間……私の涙が儚く光った
アビス君
涙はいつの間にか固形化し、コロンと落ちた
心当たりがあった
私は本棚に向かい本を探す
アビス君
アビス君
その本には「星涙病」と書いてあった
アビス君
前にもこの本を読んだことがあった
ただの絵なのにあの涙がとても綺麗で儚かったからよく覚えていた
その時は単なるおとぎ話としか思っていなかったけど…
アビス君
震える手でページをめくる
アビス君
アビス君
アビス君
アビス君
そうだ…そうなんだ
知ってた…知ってた!!………
私はアベル様の事が好きだった………
アビス君
だけど…私はそんなふうにはいかない…
だって…………
アビス君
アビス君
私はなんとかこらえ涙を拭くと
部屋に散らばった涙を瓶に入れてしまう
涙はこの世のものとは思えない程、とても綺麗で、
ほのかに青紫色に光っていた
見るだけでまた…涙が出そうだった
主
主
主
主
主
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