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そして屋上とそこへ上がる階段を繋ぐドアをくぐった時、黄さんは静かに聞いてきた
鬼本 黄
その問いただす声は、怒っているのか悲しんでいるのか、よく分からない静寂な声だった。ただ、いつもの元気な声とは明らかに違う。
犬本 蒼
寄り添ってくれているはずの人に生意気な口を聞いてしまう自分に苛苛しながらも、黄さんの表情をじっと見た。
どうやら、予想通りだったらしい。黄さんは1回瞬きをして落ち着いた顔から哀れみの顔に変わった
鬼本 黄
鬼本 黄
正直鬱陶しいと思ったが、一応あっちからは自分が正義と思い込んでいるので、仕方がなく俺は了承した
鬼本 黄
犬本 蒼
、、、そういえば、あまり考えたことは無かったか
飽きた、とか、…いや、そんくらい…か
別に親に虐待されてるわけでもないし、いじめも受けてない、嫌われてるわけでもないし翠という友達もいるのに
なんで死にたくなったんだ
、、、いや、まさかっ…
犬本 蒼
鬼本 黄
鬼本 黄
犬本 蒼
俺はしゃがみこんだ。そして叫んだ。全力で。
それは夕焼けの昇る頃、真っ黒な鎹鴉が鳴いていた時の事
樺木 翠(5才)
俺と翠は一緒に遊んでいた
犬本 蒼(5才)
樺木 翠(5才)
知らない子供「ねぇねぇ」
樺木 翠(5才)
犬本 蒼(5才)
知らない子供「てかみどりのあんたなまいきね、この○○さまにそんなくちをきくなんて」
樺木 翠(5才)
知らない子供「こうゆうこと!!」
その時俺は守れなかった
樺木 翠(5才)
樺木 翠(5才)
犬本 蒼(5才)
そこから知らない子供の攻撃は続いた
樺木 翠(5才)
俺は守れなかった
自分の力では敵わないと決めつけ
ヒーローのように攻撃仕返したり、なんて事が出来なかった
ただ、まだ幼くて健康的な翠の肌に痣がついていった
犬本 蒼(5才)
俺は翠を守れなかった。
梅好き
梅好き
梅好き
梅好き