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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

あの夏が飽和するパロです。

キャラクターに人殺させてます。
それと年齢不詳でまぁ、高校生かそれ位(16から21くらい)かな、と(曖昧)
そして一人暮らし(謎)アパートに住んでいて
冬弥が隣かそこぐらいっていう……(笑)
そして先に謝ります。すいません。

ダメな方はブラウザバックをお願いします。

冬弥

彰人!どうかしたのか?

彰人

冬弥、俺さ『昨日人を殺したんだ』

冬弥

……え?

君はそう言っていた

梅雨時ずぶ濡れのまんま、部屋の前で泣いていた

冬弥

とりあえずタオルを……

夏が始まったばかりというのに、君は酷く震えていた

彰人

……っ!

冬弥

ふ、るえてる……のか?

そんな話で始まる、あの夏の記憶だ

殺したのは隣の席の、いつも虐めてくるアイツ

彰人

お前、辞めろよ。

お前、自分で目元殴ってみろ

彰人

は?そんなの、

そんなに言うなら俺が殴ってやる

彰人

っ!やっめ、ろよ!

もう嫌になって、肩を突き飛ばして、

い゛っ

彰人

あっ、

打ち所が悪かったんだ。

もうここには居られないと思うし、

彰人

『どっか遠いとこで死んでくるよ』

そんな君に僕は言った。

冬弥

それなら俺も着いて言ってもいいか?

「それじゃ僕も連れてって」

冬弥

財布、あっこれか。

財布を持って、

冬弥

あ、ナイフあった。

ナイフを持って、

冬弥

携帯ゲーム、懐かしいな。

携帯ゲームもカバンに詰めて、

冬弥

あ、これ……

いらないものは全部

冬弥

いらないな……

壊していこう。

冬弥

これは、初めてライブに出た時の写真、か

あの写真も、

冬弥

これは昔の日記だろうか……?

あの日記も、

冬弥

今となったらもう……

今となっちゃもういらないさ。

冬弥

彰人、と

人殺しと

冬弥

俺の……

ダメ人間の

冬弥

旅、か。

君と僕の旅だ。

そして僕らは逃げ出した。

冬弥

彰人!この電車だろ、

彰人

あっおい!待ってくれ!

この狭い狭いこの世界から。

冬弥

なんか、ここから抜け出せる気がするのだが…

彰人

本当に、俺もだよ。

家族もクラスの奴らも何もかも

冬弥

通知、鳴り止まないな。

彰人

それ。うるさいし、位置情報で場所分かったりするから、取り敢えず電源切れ。

冬弥

あ、あぁ。

全部捨てて君と二人で。

冬弥

もうここからは二人きり、だな。

彰人

味方なんて居ねぇからな。ま、今なら帰れるけど?

冬弥

帰らないとも、彰人と二人で居るとも決めたからな。

彰人

ふっ、あっそ。

遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ。

冬弥

どうせなら誰もいないような、遠いところで 二人で 死にたいな。

彰人

ま、そうだな。そんなところどこにあっかな〜

もうこの世界に価値などないよ。

冬弥

俺達の価値も、この世界の価値も無いな。

彰人

今更何言ってんだ?ビビってんのか?

人殺しなんてそこら中

冬弥

人殺し、か。そんなのどこにでもいるよな。

彰人

何言ってんだよ。その話掘り返して何か楽しいか?

湧いてくるじゃんか。

冬弥

いや、人殺しなんて減っては増えて。だと思わないか?

彰人

まぁ、そうだな。それで世界の人口が減ったり増えたり。安定してるのかもな。

君は何も悪くないよ

冬弥

俺、彰人は悪くないと思うんだ。

彰人

そうやって肯定して様子伺ってんのか?

君は何も悪くないよ

冬弥

何回も言って申し訳ないが、彰人は本当に悪くない。

彰人

ふーん、そうか。

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