/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
高校を卒業した後 とあるカラオケボックスで同窓会が 行われていた 今回の話は中学卒業後 久々に出会った二人の話
清二
おい！
清二
人の顔を覗きながらいちいち驚かないでくれるか？
柚月
あ、ごめん
柚月
いや、人ってこんなに変わるものなんだなって・・
清二
だからってじろじろ見すぎだろ
清二
俺が変わってちゃそんなにおかしいか？
柚月
あ、いや、ごめん💦
柚月
(よく同窓会で劇的にかっこよくなる男の子というのを漫画で見るけど・・)
柚月
(まさか自分の目の前で起こるとは・・)
ー4年前ー
清二
↑中学の清二
ーそして現在ー
清二
柚月
(少し成長して大人びたってのもあるけど)
柚月
(まさかメガネとったらここまでとは・・)
清二
どうせ中学時代はパッとしないやつだったさ
柚月
(てかイケメンになって自信がついたせいか性格も強気になってる)
柚月
別にそんな・・
清二
こ、高校にはいってからメガネをコンタクトに変えたんだ
清二
そこから俺の人生は劇的に変化したんだ
清二
今では高校中の女どもが俺に視線を浴びせてくるようになったんだよ
柚月
要は高校デビューしたのね
清二
高校デビューゆうな！
清二
と、とりあえず俺は完全に今時の男に生まれ変わったんだ！
清二
どうだ？もうお前なんかの手に届かないほどのやつになったんだ
柚月
はぁ・・そうですか・・
清二
清二
・・で？
柚月
で？
清二
なにか俺に言うことは？
柚月
え、私何か清二に言うことあったっけ？
清二
はあ？中学時代から久々に会って劇的に変わった同級生に言うことはないのか？
柚月
あ、久しぶり！
清二
ちげーーよ！
柚月
え、なにが違うの？
清二
だ、だから、その・・
清二
清二
ﾎﾞｿｯ中学の頃よりかっこよくなったねとか・・//
柚月
へ？ごめん
柚月
よく聞こえなかったんだけど？
清二
お前雰囲気で少しは察せよ！
柚月
察するもなにも私はなんて言えばいいのよ
清二
じ、自分で考えろや！
柚月
考えたけどわからん
清二
一秒も考えてないで諦めるんじゃねえよ！
清二
い、いいよヒントをやろう
清二
俺はな昨年の文化祭でミスターコンに優勝するほどになったんだ
清二
これについて何かコメントは？
柚月
おめでとう！
清二
ありがとうだけどちがーーう！
柚月
え、違うの？
清二
別にミスターコンで優勝したことを誉めてほしいんじゃなくて
清二
それができたのは俺に何が起きたから？
柚月
高校デビュー
清二
だから高校デビューって言うな！
柚月
じゃあなんて言えばいいの？
清二
だ、だから・・
清二
清二
・・俺はさお前に感謝してんだよ
柚月
え急に何？
清二
いいから黙って聞けって！
柚月
あ、はい
清二
中学時代冴えなくて友達もいない俺に話しかけてくれただろ？
ー中学時代ー
柚月
ねえ清二
清二
へ⁉
柚月
あなたいつも本読んでるけど、どんな本読んでるの？
清二
清二
え、えっと・・
清二
長編のミステリーモノとか・・
柚月
柚月
へえ！面白そう！
清二
え⁉
柚月
それじゃあさ今度私にも面白い小説貸してよ！
清二
う、うん//
ー回想終了ー
柚月
え、いや私は別にそんな・・
清二
別に隠さなくていいさ
清二
別段仲良くなかったのに気をつかってたのは明らかだったから
清二
でも気をつかわれてたとしてもあのとき俺に声かけてくれたからその一年は有意義でさ
清二
おそらく興味ないミステリーモノを毎日俺に借りて
清二
その感想で盛り上がって・・すごく楽しかった
清二
だからさお前に会ったらいつかお礼が言いたかったんだ
柚月
そんなお礼なんて・・
清二
そ、それで今日ここに来たらお前に会えるかも・・なんて思ってて・・
清二
つ、ついでに変わった俺をお前に見てもらいたくて・・
清二
す、少しでも俺の変化に感想もってくれたらいいな・・みたいな・・
柚月
ああなるほどそんな事！
柚月
清二、あなた
柚月
メチャクチャかっこよくなったわね！
清二
なっ！///
柚月
いや～ほんとにメチャクチャかっこよくなったなって思ってたのよ
柚月
メガネ取るだけでこんなに人って変わるのね！
清二
ちょ、お前なに恥ずかしいワード連発してんだよ！//
柚月
え、だって感想言えって・・
清二
もういいって！それ以上何も言うな！///
清二
清二
・・そういえばさお前この後用事ある？
柚月
いや、特に
清二
な、ならこの後二次会に付き合えよ//
柚月
え？二次会なんてあるの？
柚月
誰が来るの？
清二
・・俺とお前の二人だけだよ・・
柚月
え、二人だけなの？別にいいけど誰か他に誘わない？
清二
い、いいんだよ！二人だけで//
清二
てかお前気づけよ！鈍感か！////
柚月
へ？鈍感？なにが？
清二
い、いいからお前は俺についてこいって！//
柚月
まいっか！私とあんたの二人だけも楽しそうだし
清二
清二
・・そうだよ
清二
これはお前と俺の二人だけの秘密の二次会なんだからな////
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
