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#1 お散歩
リリア
キララ
キララ
リリア
キララ
キララ
キララ
リリア
キララ
キララ
リリア
リリア
キララ
キララ
リリア
リリア
キララ
リリア
#2 牢のなかの姫君
リリア
キララ
キララ
——助け……
リリア
キララ
キララ
キララ
リリア
リリア
キララ
リリア
リリア
リリア
リリア
キララ
キララ
キララ
リリア
キララ
キララ
リリア
リリア
リリア
キララ
キララ
リリア
リリア
キララ
リリア
リリア
キララ
リリア
リリア
リリア
リリア
リリア
キララ
リリア
キララ
キララ
リリア
キララ
キララ
……せ
キララ
リリア
キララ
キララ
リリア
リリア
リリア
キララ
キララ
ミラージュ
ビシア
ヴァロ
ヴァロが退屈そうな声をあげると、首に下げた碧(あお)の宝石が揺れる。
ビシアはそれを見つめながら言った。
ビシア
ヴァロ
ビシア
ビシア
ミラージュ
キララ
リリア
キララ
キララ
リリア
…………ぁぁぁ!
キララ
キララ
リリア
扉の先には
絶望的な"風"景が広がっていた。
リリア
キララ
リリア
リリア
リリア
キララ
#3 さらに重なる罪
リリア
キララ
2人は部屋へ倒れ込む。
2人の足はすでに崩壊直前までに追い込まれていた。息までも白い蒸気と化し、2人は壊れかけた機関車のようだった。
キララ
キララ
ミラージュ
キララ
リリア
リリアはミラージュを助け起こそうとする。ミラージュはぐったりとして起きる気配もない。
突如リリアの視界は影に覆われた。
上を向く。 と、リリアの背中の筋肉がひどく強張る。
ビシア
ビシア
ヴァロ
リリア
リリア
キララ
キララ
キララ
ヴァロ
ビシア
ビシア
キララ
キララ
ビシア
ビシア
キララ
キララ
ヴァロ
ヴァロ
それはリリアにもキララにも分かる。
ビシア
ビシア
キララ
キララ
キララ
キララ
ヴァロ
ビシア
ビシア
ビシア
キララ
キララはリリアの後ろに隠れる。
ビシア
リリアの肉体を邪魔だと思ったのか彼女はナイフを空中にうならせている。
ヴァロ
ヴァロ
ナイフを突きつけられた。これくらいならきっと、見切れる!
そうよ、自然解凍。やるのよ! キララ、あんたはあたしが救う。
リリア
ヴァロ
2方向から飛んできたナイフ。
それが皮膚を突き抜ける感触。
血液が撒き散らされて、あたりを全て赤く染め上げた。
ビシア
彼女が言ったのはリリアの出血のことでも、キララがリリアに庇われて傷を負わなかったことでもない。
ヴァロ
ビシア
そうだ。
動物は心肺停止すれば死ぬ。
じゃあ……
ミラージュ
雑草は?
ミラージュ
ミラージュ
キララ
リリア
ミラージュ
リリア
リリア
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
彼の赤い目は光の中では闇であり、闇の中では光である。
異端であること。それが "今時(このとき)の彼にとって"唯一誇れる長所なのかもしれない。
ビシア
ヴァロ
ミラージュ
まさか、驚いた。このタイミングで切れるとは。
これを待って僕は生きてきたのか、または……
これのせいで、僕は延々と続く時計塔の針の中生きてきたのか。
いやあるいは……
ミラージュ
生まれながらの運命があるのか。
リリア
リリア
この"雑草"という呼び名は、今はなんだか不思議なことにミラージュを称えていた。
ミラージュ
キララ
ミラージュ
リリア
リリア
キララ
キララ
キララ
ミラージュ
ミラージュ
リリア
ミラージュ
リリア
リリア
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
キララ
リリア
リリア
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
#4 死体の中にただひとり
まさか2人を殺してしまうなんて、思わなかった。
いや、キララとリリアに彼らが手を出さなければ、彼らを殺したりなんてしなかったろう。
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
いや、気付けていた。
僕は魔法で遊んだことはない……
ずっと僕は、魔法に遊ばれていただけだったのだから。
僕は魔法のおもちゃなのだから……
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
苦痛?
何度だって何度だって味わった。
もう十分なほどに。
まだ?まだ罪を償えてないのか?
この生まれながら背負った罪を償えてないのか?
いや、償えた。お前は。
なんて、君がいうわけがあろうか。
ミラージュ
いや、絶対にいわない。反語法だ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュは、申し訳なさそうにうつむいた。
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
僕は君のことを子供だなんて思っていない。
君は僕なんかより帝らしくて、強くて大人で真面目で……
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
2人は、長く語り合っていた。
思い出のことも、今のことも、失ったもののことも。
全てを話し終えることはない。
ミラージュはヴァロを閉じ込める魔法を使ったことを気に病んでいたが、ヴァロは何もいわなかった。
ヴァロ
ヴァロ
ミラージュ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ヴァロ
ミラージュ
ミラージュ
ヴァロ
ミラージュ
ミラージュ
ミラージュ
キララ
リリア
リリア
リリア
リリア
キララ