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僕のクラスは5組で大ちゃんや大橋くんのクラスは7組。 僕達の教室は2階やけど大ちゃんや大橋くんの教室は3階で 休み時間にすれ違う事はほとんどない。やから、入学して 2週間も経つのに、丈くんやみっちーの友達やのに 会う事もなかったんやと思う。 それと同じように大ちゃんって、昨日、 初めて会ったのにあのかわいい笑顔を見ると癒されるし、 もし、近くのクラスやったら絶対気づいてたのにって思う。 たった数時間話しただけなのに、優しい話し方や はにかんだ笑顔、僕は大ちゃんの虜になっていた。
流星
丈くん
流星
丈くん
流星
丈くん
流星
大ちゃんが僕の事を友達に話してくれたってだけで、 僕は嬉しかった。
流星
丈くん
そう言って丈くんが褒めてくれたけど、 大ちゃんが特別なだけで、僕はそんなに友達作りが 上手なわけではないのは僕自身が分かっている。
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その日の放課後になって、重大なミスに気づく。 一緒に帰ろって朝言ったのに、待ち合わせ場所も決めてないし、 僕は大ちゃんの連絡先も知らない。大ちゃん達の教室に 行ってみたけど大ちゃんも大橋くんもいなくて、1人で帰る? って思いつつも、どっかで大ちゃんが待ってたらって 迷いながら、僕は教室の机に座っていた。
大吾
流星
大吾
流星
大吾
流星
大吾
流星
大吾
そうして駅までの道を話しながら歩いて、2人で電車に乗った。 朝みたいに満員って程ではなくそこそこ混んだ車内で、 僕と大ちゃんは向かい合って立っていて、 最寄り駅までの約30分おしゃべりを楽しむ。 そして、駅に着いてから途中まで一緒に歩いて、 大きな交差点の所で僕は右、大ちゃんは左に別れる。
流星
大吾
流星