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ボク……いや、オレは……。
『人間の頃の記憶』なんて 『どこにも無い』……。
……これは、ちょっとした過去の話。
……『満那瀬 悠(みなせ ゆう)』…… 『天満 蒼翔(てんま あおと)』 ……この子のお話である。
〜家〜
天満 蒼翔
天満 蒼翔
部屋の外から、父と母の話し合う声が 聞こえてくる。 蒼翔は、ベッドの傍で 体育座りをしながら聞いていた。
「んでこの後どうするの?…………。」 「まぁ、それもそれで、…………。」
天満 蒼翔
天満 蒼翔
「あんな『必要のない子』をどこに?」 「そうだな……じゃあ…………。」
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
その結果。 蒼翔は、親に見捨てられてしまった。
その代わり、蒼翔の母の父と母が 蒼翔を育てることにした。
蒼翔から見ると、おじいちゃんと おばあちゃんの存在だ。
おじいちゃんは、蒼翔の両親に対して 愚痴を言っていた。 おばあちゃんは、蒼翔の小さな手を 優しく握って歩いていた。
おじいちゃん
おじいちゃん
おばあちゃん
天満 蒼翔
おばあちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃんの言う通り 蒼翔は元の苗字は『柊(ひいらぎ)』 だった……。
おじいちゃん達が育てる事にしたので 柊から『天満』になったのである。
おばあちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
おじいちゃん
おじいちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
どうせまた、見捨てられるのだろうな と、蒼翔は思っていたが 祖父母から達は、違った。
〜祖父母の家〜
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
おばあちゃん
おばあちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おばあちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
慣れない言葉を言おうとしてるのか 少し戸惑いを見せるが、 勇気をだして言ってみる。
天満 蒼翔
おじいちゃん
おばあちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おじいちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おじいちゃん
数分後。
おじいちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おばあちゃん
おばあちゃん
おじいちゃん
おじいちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おじいちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おじいちゃん
おばあちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
蒼翔は、嬉しく感じて 泣き出してしまった。 祖父母は、そんな蒼翔の背中を撫でたり 抱きしめたりして、慰めた。
〜別の日〜
天満 蒼翔
蒼翔は、テレビを見ていた。 テレビには 『サッカー』が映し出されていた。
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
そこには、一人の選手が ボールをゴールに入れて 周りから歓声が聞こえてくる所が 映し出されていた。
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
天満 蒼翔
おじいちゃん
天満 蒼翔
おばあちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おばあちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
おばあちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
おばあちゃん
天満 蒼翔
これがきっかけで 蒼翔は、サッカーが好きになった。
たまに、おじいちゃんと 外に出てサッカーを軽くやっていた。
〜公園〜
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
ボールは草むらの中に入っていった。
おじいちゃん
天満 蒼翔
蒼翔は、草むらの中に入る。 だが、ボールは見当たらない。
天満 蒼翔
その時、隣にボールが現れた。 ……と思ったら。
天満 蒼翔
未空 奏
天満 蒼翔
未空 奏
天満 蒼翔
未空 奏
未空 奏
未空 奏
天満 蒼翔
未空 奏
天満 蒼翔
未空 奏
未空 奏
天満 蒼翔
天満 蒼翔
未空 奏
未空 奏
未空 奏
天満 蒼翔
二人は草むらから出る。
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
未空 奏
未空 奏
おじいちゃん
天満 蒼翔
未空 奏
奏は、蒼翔にとっては 初めての『サッカー仲間』だった。
楽しくてつい、 夕方まで遊んでしまった。
奏の両親がお迎えに来たので 奏とは此処で別れて、 蒼翔はおじいちゃんと帰っていた。
〜帰り道〜
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
天満 蒼翔
おじいちゃん
おじいちゃん
天満 蒼翔
この後もお話をしながら 帰っていく二人だった。
この後も、 蒼翔は、奏と会う日が多くなった。
たまに二人でサッカーをしたり おじいちゃんとやったり。
たまに、お互い知ってみたり、 蒼翔にとっては、 奏は『友達』だった。
だが、ある日、 おじいちゃん奏の父と奏と蒼翔で サッカーをして遊んでいると、 黒ずくめの男が現れる。
男は、蒼翔と奏を見て この二人を此方に渡してほしいと言う。
拒否したが、それでも 離れてくれず、 おじいちゃんと奏の父は眠らされ、 蒼翔と奏は、連れていかれてしまった。
連れていかれたのはLize。
蒼翔は『冥界の男神、プルートー』 奏は『大犬座の星、シリウス』 の仮人間となった。
その時、記憶を取られるはずだった。 蒼翔は、人間の頃の記憶を失うが……。
奏は『記憶が残っていた』……。
施設でそれぞれバラバラで過ごしてきたが、また再会出来る。 だが、蒼翔には記憶が無いので 一から仲良くした。
仲良くなって 『親友』だとお互い言うが、数年後、 奏は、研究員によって殺される。
『奏の人格』が『ボクの悠』を作り、 元の人格は『オレの悠』と名乗った。
それが、今の『満那瀬悠』なのである。