主
さつき(マッマ)
さつき(マッマ)
主
さつき(マッマ)
主
主
さつき(マッマ)
主
主
茶柱
茶柱
茶柱
朱。
朱。
茶柱
朱。
朱。
朱。
茶柱
重い。体が重すぎる。 でも、耳を傾けずにはいられない。
きっと、一番大事。
朱。
朱。
朱。
朱。
朱。
茶柱
茶柱
やっとわかった。 この子の違和感の正体が。
この子の本質が。
茶柱
茶柱
可哀想で、独りよがりな
…優しさなんて、微塵も考えてない。でも、周りが優しいと言えば優しい事に固執する。
求められた物を演じる傀儡。
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
何、も、感じられない。
茶柱
茶柱
茶柱
朱。
朱。
茶柱
朱。
朱。
茶柱
朱。
生きてきたのっ!!
茶柱
って聞いてんの、!
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
自分で変えなきゃ
茶柱
僕凄い名言言ってるなぁとか頭の片隅で思いつつ、 迫りくる死を自覚し始める。
そりゃそうだ。もう死にかけってとこから ずーっと休みなく喋ってんだもん。
この状態でこの量喋るのは確実に死ぬ。
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
朱。
私が悪かったです。
茶柱
この時抱いた違和感は、 きっと僕にとっての激薬。
まだ駄目だ。まだこの子は駄目なんだ。 …もう身体が持たない。でも、まだ駄目だから。
茶柱
朱。
この子は納得なんてしてない。 その場を乗り切ればいいとか思ってる。
僕が体張ったのが無駄とか、 そんなのがあってたまるかぁ!!
茶柱
茶柱
朱。
茶柱
朱。
茶柱
この子はどこまでも傀儡だ。人の理想を演じる。自我のない傀儡。 それを変えるのはどんなに難しい事だろう。
朱。
茶柱
すっと彼女の顔が青ざめていく。 自覚と共に罪悪感が芽生えたのだろうか。
きっとそれは、どこまでも僕には理解できないもので、彼女にとっては、軸の様な存在であった。
絶望から立ち上がるのは難しい。 だがその絶望から救ってくれる人はいないだろう。
…それと共に生きていくしかないのだ。
朱。
茶柱
茶柱
茶柱
朱。
茶柱
茶柱
朱。
瞬間、彼女はその場に崩れ落ち、 何か、溢れ出したように彼女の瞳から 大粒の涙がこぼれだす。
さっきは怒りで泣いていたのに。 …感情豊かだなぁ、なんてw
朱。
静かに謝罪の言葉を繰り返している。 …彼女はこれから…変われる、だろうか?
茶柱
瞬間、僕は、すべてが終わった心地と共に、 本当の死の淵を味わう事になった。
主
さつき(マッマ)
主
主