精神超不安定剤

今私は 、水嚢さんと私の家の前に居る

どうしてこうなったかというと……

今日は休日

最近守琉が可愛いという幻覚が見える為 、今日は1人でショッピングをしたりして 、リフレッシュするつもりだ

ちなみに安定剤は飲んでいない

飲みすぎてもあれだし…ね

小学生の頃は守琉とよく遊んだり

中高の頃は…まあ思い出したくもないな

…そんなことより 、今日は思う存分に遊ぼう

もうこのお金は陀ちゃん達のものじゃない 、私のものだ

今はもうお金の心配なんてしなくてもいいんだ

あの服 、守琉が好きそうな感じのデザインだ

……お土産って事で買おうかな

私は 、服を手に取ろうとした…が

私と同時に 、手に取ろうとした人が居て 、手が触れ合った

偶然にも知り合いだったようだ

どういう訳か 、フードコートにある席に 、向かい合って座っている

そう 、そうなったのは私が話しかけたからだ

……あの薬のことを聞くために

…どうしよう 、水嚢さんめっちゃじっと見てくる……

どうやら 、水嚢さんは私が聞きたいものと 、違うことを私が聞くのだと思っているようだった

この人は何を言っているのだろう

見た目も美少年であれば 、心もそうだろう

水嚢さんはため息をつき 、私にとって衝撃の一言を言った

え 、…は……？

水嚢さんが 、女の子…？

何か違和感があった 、いじめっ子達に言われていた悪口のことだ

……確かに 、辻褄が合うかもしれない

……でもまさか 、女の子だったなんて…

水嚢さんは 、苦しそうな表情で言う

水嚢さんは予想通り驚いた表情をする

が 、だんだん表情が明るくなり 、いつの間にか目をキラキラさせていた

そして今 、私は水嚢さんと自分の家の前に居る