SnowManの病気怪我等たんぺんしゅう

最近、ありがたいことに

SnowManがたくさんの人に知られるようになった。

人気が出る分、批判だってある。

見たくなくても目に入っちゃう。

「目黒はSnowManにいらない」

「6人が良かった」

「目黒の何がいいの？」

っていう俺への批判

芸能界に賛否両論なんてつきもの。

そうやって誤魔化してきたけど

それで誤魔化せるぐらい

俺の心は強くないんだよ。

俺ってすげぇ弱い人間なんだよ。

弱ければ弱いほど人に相談も出来なくなる。

気づけば俺は

誰にも相談できず、1人で抱え込んで

ついには自傷行為までするようになった。

俺の手首は両方とも傷だらけ。

もう傷をつけるところがないぐらい。

俺の部屋のゴミ箱は

手首の傷を隠すための包帯でいっぱい。

いっその事死のうかななんて

何度も何度も考えた。

けど死ねないんだよ。そんな簡単には。

俺にはそんなこと出来ない。弱いから。

俺ができることは

誰も悲しませないようにすること。

俺、ただの人形じゃん。

自分に囚われてるだけの。

「かんぱーい！！」

カランコロン…

スタッ…スタッ…スタッ…

めめの手首を掴んで引き止めた。

サッ…

タッタッタッ…

俺、見えてしまってんよな。

掴んだ手首に包帯が巻かれてるの。

なんであんなこと言っちゃったんだろ。

やっぱ俺ダメなんだ。

そんなことを思ってしまう俺はもう

自分を傷つけることしか見えなくなっていた。

ﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯ…

カッターの刃を出す

俺の中の何かが

今、壊れた。

ガチャ…

コンコン…

ガチャ…

カッターを岩本くんに向ける。

岩本くんが俺の手を優しく握ってカッターを取る。

多分今の俺がいるのは

こんなことがあったからだと思う。

みんなが

守ってくれたからだと思う。