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黒尾 鉄朗
廊下の隅、窓の近く。
陽が傾きかけた放課後。
黒尾鉄朗はポケットに手を
突っ込んだまま、
柊の顔を覗き込んでいた。
柊 冬夜
黒尾 鉄朗
黒尾 鉄朗
柊は無言で黒尾を睨んだ。
けれど、黒尾は全く怯えず、
逆に愉しそうに笑った。
黒尾 鉄朗
柊 冬夜
黒尾 鉄朗
黒尾 鉄朗
柊 冬夜
黒尾 鉄朗
黒尾 鉄朗
そう言って黒尾は、柊の目を真っ直ぐに見た。
黒尾 鉄朗
黒尾 鉄朗
_ " 別 の 世 界 " 。
その言葉が胸に引っかかった。
これまでずっと殴って、睨んで、威嚇して。
誰にも触れさせなければ、誰にも傷つけられずに済んだ。
けど、それでも寂しさは消えなかった。
柊 冬夜
黒尾 鉄朗
黒尾 鉄朗
からかう様な笑い声と、
そんの少しの優しさが、
柊の頑なな心にじんわりと染み込んでいった。
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