緑色の糸

桜見会

四年に一度、様々な名家と呼ばれる家の人間が集まる催し

会は一次会、二次会、三次会、特別会に別れ、

一次会は全二十七名家に参加資格があり、

二次会は二十七名家の本家の人間と、 御三家の人間

三次会では御三家の本家の人間にのみ 参加が認められ、

特別会は御三家の当主のみが集まり、　会合を行う

“華見の館”で行われ、

また、四年に一度開かれる紅葉会と二年ごとに開催されるようになっている

会の主な目的は

家同士の交流だというが

家の信用のためにも半ば強制的に集めさせることで

この場で呪詛のお札を私物に貼ったり、

食べ物に毒を混ぜ、殺してしまったりとたくさんの事件を起こしてきた場所である

また、起源もわかっておらず、 いつどこでだれがなんで始めたのか、 詳しいことはわかっていない

六条の今の当主の弟である六条 秀は 確か陽路のせいで怪我をして 右脚が動かなくなったんだったはず

六条、、、ずっと昔から西河のわがままに付き合わされてきた一族

俺はちゃんと話したことないが、何故か海は知り合いらしい