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そのとき、おばさんの動きが止まった。
青い本の表紙を、じっと見つめている。
美優
美優が声をかけると、おばさんはゆっくりと顔をあげた。
その目はうつろで、焦点はまったく定まっていない。
おばさん
美優
同じことを言われて美優が戸惑っていると、おばさんは青い本も一緒に貸し出し用の袋に入れた。
美優
おばさん
おばさんは美優に貸し出し用の袋を渡すと、後ろにいた人の貸し出し処理を始めてしまった。
美優
美優は返すタイミングを失い、青い本も借りて帰ることにした。
その日の夜。 夕食を食べ終わった美優は、自分の部屋へ行き、借りた本を読むことにした。
ベットに寝転がり、日本刀の本を開く。
何本もの日本刀が写真付きで解説されていた。
美優
写真を見ていくうちに、青白く澄んだその美しさに惹かれていった。
美優
きりがいいところで、ほかの本を読むことにした美優は、積んでおいだ本に手を伸ばした。
美優
手に取ったのは、あの青い本だ。
美優
美優は何気なく本を開いてみた。
瞬間、恐怖にひきつった男の顔が飛び出してきた。
美優
美優は思わず本を落とした。
すると、男の顔が消えた。
今日はここまでです! どうでしたか? 4話も出すのでお楽しみに✨
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美優
美優
美優