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フィン

マッシュ君…大丈夫なの?

マッシュ

うん、なんともないよ

レモン

ま、マッシュ君…!可愛いですぅッ!!

ランス

全く…お前はつくづく馬鹿だな…

ドット

なぁ、それって体になんの変化も無いのか?

マッシュ

うーん、特には無いかな

マッシュ

あ、でも皆の声はいつもより良く聞こえるかな

ドット

へぇ〜、ははっ!面白ぇ耳だな!!

フィン

うーん…マッシュ君、その”ウサギの耳”が消える時間とか分からないの?

マッシュ

んー…分からないや

フィン

そっかぁ…

マッシュ

でも、フィン君が無事で良かったよ

フィン

うん…

とある出来事で 突然マッシュの頭から ウサギの耳が生えしまった

そう、それは魔法薬学の 授業中での出来事である…

その時、魔法薬学での授業は 2人1組のペアを作って 行う内容だった

フィン

マッシュ君!あとはマッシュ君が持っている物と僕が持っている魔法薬を調合して、呪文を唱えれば完成だよ!

マッシュ

ほうほう

フィンが持って行こうとマッシュの 元へ1歩踏み出した時 他の生徒が落としたであろう物を 踏んでしまいツルっと滑ってしまった

フィン

わっ!?

転ぶだけならまだしも、フィンは 未完成の魔法薬を持っていたため 液体が入ったフラスコが宙を舞い 中の液体がフィンに 降りかかろうとしていた

フィン

うっ───ッ!!

マッシュ

フィン君危ない!

もう少しでフィンに液体が 触れようとしたところでそれを見た マッシュが自身の反射神経を生かし フィンに覆い被さるようにして バシャッ!!と代わりにマッシュが 液体を被ってしまった

マッシュ

…フィン君大丈夫?

フィン

う、うん……でも、マッシュ君が…!

マッシュ

僕は大丈夫だよ

フィン

ち、違うよ!

フィン

マッシュ君の頭に、う、うさ、

マッシュ

?うさ…?

フィン

ウサギの耳が…!

マッシュ

え、

マッシュは恐る恐る手を頭上に 持っていくと、モフッと何か 柔らかい物に当たった

マッシュ

あ、あば、あばばばばば

マッシュ

う、ウサギの耳が頭に生えてしまった

こうして、マッシュの頭には 黒く立派なウサ耳が 生えてしまったのです

マッシュ

ま、なんとかなるか

フィン

軽いね!!?

この時フィンが1番初めに思った事は

フィン

(兄さまに見つかったら…マズイ!!)

という事であった

マッシュ

よし、それじゃあトレーニングをしに行きますか

カツカツと音を立て扉の方へ行く

ウサギの耳を生やした男が ダンベルをガシャガシャと 動かすのを想像すると すごい絵面だと思う

が、そう思うことよりも フィン…いや、フィン達には やらなければいけないことがあった

あぁ、最悪だ

いや、いつも最悪の日だが 今日は特にだ

誰かの横を過ぎる度に視線が刺さる

レイン

レインは街へ出かけた時から イライラしていた

だがその反応は普段の疲れもあるが 今回のはそうでは無い

レインは街へ出かけた時に ちょうど魔法警察に 連行されている男がいた

どうやら1人の少女に 暴行を加えていたらしく街の住民が 魔法警察に連絡を入れたらしい

暴れているのを横目で見ながら 通り過ぎようとしたら男が 謎の液体が入った試験管を取り出し 少女に向かって投げつけたのだ

レインは少女を庇った後 液体を被ったが 体に異常はなかったため 特に深く考えることはせず 自室に戻った

そうして朝起きるとウサギ達が 妙に怯えていたので何だと思い 鏡を見ると…

レイン

はぁ…

レイン

…いつもより他の生徒の声が聞こえて鬱陶しいな…この耳…

頭から耳が生えていたのだ …しかも獣耳

レイン

オマケに尾までついてやがる…ローブで隠れるからいいが……

レイン

はぁ…とりあえず中庭に行くか…

レインはローブを深く被り マッシュ達がいる中庭へと 歩いて行った

マッシュ

よし、これで今日のトレーニングは終了だ

フィン

おつかれさま〜

レモン

今日もすごかったですよ!マッシュ君♡

ランス

アンナ…お兄ちゃんも筋トレ頑張るからな…

ドット

うるせぇスカシピアス

マッシュ

もっもっもっもっもっ…

フィン

…皆、兄さま来てないよね

レモン

はい!まだ来てません!

ランス

こっちもだ

ドット

こっちもまだ来てねぇ

フィン

ふぅ…良かったぁ

やらなければいけない事とは マッシュを守ること

フィンはレインが大がつくほど ウサギが好きな事をよく 知っているため 今のマッシュをレインから 遠ざけないといけない

ただでさえレインは マッシュのことが好きなのに そんなマッシュの頭にウサ耳が 生えてしまったのをレインが 目撃してしまえば今はまだ 超えてはならない一線を 超えそうな気がしているのである

それに、自分の兄が自分の友人に 恋をしているのであれば、遠くから サポートしてあげたいのだ

合意を得ずして 手を出すことはして欲しくない

フィン

兄さまが見えたらすぐに教えてね!

ということでフィンは他の友人に 協力を借り、マッシュの周辺を 見張ることにしたのだ

ドット

なぁ、あっちからフードを被った怪しいヤツがこっちに歩いて来ているんだが…あれじゃねぇよな…?

フィン

え?どこ?

ドット

あれだよ、あれ

ドットが指した先には確かに 深くフードを被った怪しい人が こっちへと歩いて来ている

フィン

あれ…は……

その深く被られたフードから ちらりと見えた目は 不機嫌を含んだ目だった

不器用な神覚者様と気づかない脳筋主人公

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